2017年12月30日

ワンセグは問答無用?

数日前のニュースですが、ワンセグでもみくのと受信契約を結ばないといけないという記事。これ、納得出来ないなぁ。だって、携帯・スマホの付帯機能として「ワンセグ」が入っているわけで、携帯式テレビとして購入したわけじゃ無い。主機能は通話とデータアクセスのはずで、元々テレビ視聴のためにテレビを購入するのとは訳が違うと思うんだけど。仮に、ワンセグも通常のテレビと同じように契約義務が発生するのであれば、その装置上で初期設定でその機能をON/OFF出来るようにするべきでは。テレビにB-CASが必要なように、特定の設定をしないと機能しないようにして、それでも契約無しで視聴しているなら契約を結ばせるのは分かるけれど。

しかし、これでますます国産スマホは敬遠されるんじゃ無いだろうか。iPhoneを筆頭に、ワンセグ機能が内蔵されていない、SIMフリーな中華携帯に流れそうな気がする。キャリアー3社のスマホは、ほぼデフォルトでワンセグが入っていますからね。一部廉価モデル等には入っていないケースがあるから、そちらに流れる可能性もあるけれど、それならiPhoneの中古とか一つ二つ前のモデルに流れそうな気がする。

結局はNHKの存在を担保している放送法自体を改訂改正するしか無いんだろうなぁ。その法律があるから、契約が必要、契約が正当と判断されるわけだから。私は、地デジでも有料放送が可能なんだから、有料放送として管理すれば良いし、どうしても生活に必要だろうニュースとか地域情報の時間帯だけスクランブルを外せばいいわけだし。それをやらないのは、やった途端に今よりも受信料徴収が低迷するだろうから、NHKが嫌がるんでしょうね。でも、それならそれで、今でもNHKエンタープライズとかで映像ソフトを販売しているんだから、それをちゃんと収益化することを認めれば良いと思う。ただ、それをやると、今度は資金力や技術力で差がある民放が嫌がるんだろうか。

個人的には、東北震災の時には都内にいて、直後の情報収集方法としてワンセグが役だったので、あれば便利だと思うけれど、逆に言うとそれ以外の時には利用していないんですよね。何か動画コンテンツを見たいと思ったら、ストリーミング再生を利用するし、それだって通信状態とかデータ量の問題があるから頻繁に利用するわけでも無いし。一方で、今の一方的な放送という方式はどんどん廃れていって、ネット経由のストリーミングとかオンデマンド形式に変わっていくと思う。「テレビ」という言葉もどんどん消えていって行く時代に、このワンセグをこれほど取り上げるのもどうかと思うのだけれど。個人的には、地上はとかワンセグは「撒き餌」としてNHKのコンテンツ力のショールーム(=無料)にして、それ以外の所で有料放送でも耐えうる内容のソフト配信をするべきだと思うんだけど。だから、無料放送に関しては、今のように早朝から深夜まで放送しなくても良いし、場合によっては朝・昼・晩2時間程度ずつにして、空いた時間帯は別の放送事業者とかソフト制作者に販売しても良いと思う。それ位の改革は必要だろうと思うんだけれど。

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