とあるTLで流れていた「メディハラ」なる言葉。「メディア・ハラスメント」を短縮して「メディハラ」と言うらしい。最近の、特に政治や一部の社会現象に関して、自らが正義というような目線や立場で一方的に主張することを指すらしい。なるほど、言い得て妙ですよね。自ら「第四の権力」を言いながら、その権力を武器に暴走する最近のメディアを良く表している気がする。特に、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞という大手紙等は、本体の新聞記事だけで無く、所属する記者や編集者までがtwitter等で独自の意見を発信しているんだけど、それがもうどこをどう理解したらそんなねじ曲がった意見になるのかと疑問しか浮かばないようなことも多々あります。と言うか、子供の喧嘩を見ているような「お前の母ちゃん〇〇そ」みたいな言い方ばかり。あるいは、何を聞いても納得しない駄々っ子みたいな場合も有るわけで、官房長官の記者会見で延々と独自の質問を続ける東京新聞の女性記者なんかその典型と言って良いのでは。
所謂メディア、あるいはジャーナリストと言う人達の最近の様子を見ていると、昔以上に「琴葉が多い」気がします。疑問が有り、それに対して質問するというのは正しい行為なのだけれど、全てを質問で解決しようとするから、何でもかんでも相手に尋ねて答えを貰おうとするし、だから自分の思っていることと異なる回答があると受け入れられずさらに望む回答を強要しようとする傾向があるのでは。これって、実は自分の周りのビジネスにも見られる光景で、その原因の一つとしてOEM/ODMビジネスがあるんじゃ無いかと。つまり、昔ならそれこそ使用するチップの内部回路から初めて、マザーボードのデザインにシステムのデザイン等、ほとんど全てを自分や周りのチームで担当していたから、自分で考えて調べて解決策を見つけないと、何も作る事が出来なかった。ところが最近のOEM/ODMビジネスでは、既にOEM/ODMが持っているものをベースに修正したり、あるいはそのまま利用したり、さらにはこちらから「こんな感じ」と言うだけで相手が「忖度(笑)」してそれっぽい物を作ってくれる。非常に楽だしコストダウンをも出来るけれど、発注側としてはどんどん知識も技術も無くなっていく可能性もあるんですよね。だからこそ、新規参入もしやすいという競争原理も生まれるし新陳代謝にも繋がるけれど、使い方を間違えると自らが衰退していくだけの危険性も生まれます。
メディアの世界に戻すと、最近凄く気になるのはSNSの情報を元に、それが恰も事実であるかのように扱い放送・報道されていること。本来ならメディア側が自ら手足を動かして情報を収集し、その中から事実を漉しだして自分達の主張を展開するなら、それは全く問題の無い事。でも、今ではSNSからの情報から都合の良いものを拾い出して、それを組み合わせるなりして自分達の「主張」を展開しているだけ。そして、その主張に対立意見や異なる意見に対しては徹底的に厳しい態度で臨み、最後には「報道への圧力」という錦の御旗を振りかざして、全てを拒絶する。報道への圧力と言うけれど、あれだけ自分達が好き勝手で来ているのに何が圧力なのか。別の見方をすれば、些細なこと、真偽不確かなことをことさら取り上げて問題視する行為って、彼らがあれだけ反対していた「共謀罪」の極端な例を連想させるくらい。彼らが、「共謀罪」が成立したらこう言う世の中になると言っていたことを、まさに自ら実現しているわけで、なるほどだからあれだけ反対していたのかと理解出来ます。だって、「共謀罪」が無ければこれまで通り好き勝手で来ていたけれど、自分達でこう言う行為が「共謀罪」だって定義してしまった以上、もうそういう行為は取れなくなるわけですからね。
芸能人に何かトラブルがあると、徹底的に叩いてプライバシーも何も無くなるけれど、あれと同じ事が普通の人に対してもね、あるいは問題無い事象に対しても今起こっているわけで、「メディハラ」という事をもっと真剣に考えないといけないかも。ただ一つの救いは、メディア側がSNS等をよりどころにしているのと同時に、自分達にも同じツールを使って反論・批判することが可能だと言う事。どちらかというと、SNSという新しい仕組みになれない階層の人達が、その利便性だけを喜んで利用しているだけに対して、こちらはそれなりにSNSの良いところも悪いところも熟知して活用している分有利かなと言う気もします。ただ、影響力ではレガシーメディアの方がまだまだ大きいのも事実なわけで、どれだけそれらの力を上回る力をSNS等が持つか、またレガシーメディアが持っている「(過去からの)信頼性」というものを、どれだけ砂上の楼閣で有る事に一般の人が気が付くか、そんな競争が既に始まっているんでしょうね。だからこそ、レガシーメディアのとある勢力は、徹底的に今有る地位を利用して逸れ以外の人達を責めることで服従させようとしているのだと感じますね。杣が是非最後のあがきになる事を祈りたいなあ...
0 件のコメント:
コメントを投稿