2017年5月13日

RAWデータの楽しみ方

昔のカメラ好きな人は、単に撮影するだけで無くて、自宅に暗室を作って自分で現像して紙焼きして楽しんでいる人も要らしたんですが、流石にそれだけの設備を作るのも大変だし、現像液等の処分も今は色々厳しいから面倒そう。でも、デジタルカメラで撮影してRAWデータを持っていれば、PC上で似たようなことが出来るわけで、そう言う意味では昔の現像までやっていた世代の人はRAWにこだわるかもしれない。私もデジタル一眼レフを弄りだして、その後PhotoShopとか使い出した時に一度手を出したことがあるんですが、直ぐに諦めました。現像する手間暇もそうですが、当時はカメラからPCへのデータ移行にUSB 2.0経由でデータ転送していたので、それがもう半端なく手間が掛かってしまうから。

今はJPGにしていますが、それでも一回当たり20~30GB位のデータ量になる場合も。これ、今はUSB 3.0だから15分位で転送出来ますが、USB 2.0だと多分数時間はかかるデータ量。カメラの中ではRAWとJPG同時に保存して、JPGを見ながら必要なRAWデータだけ転送する方法もありますが、一回に数千枚撮影することがほとんどなので、とてもそんなことをやっている時間も無い。転送したらしたでRAWデータをいじり出すと、これまた時間が掛かる。もうね、自分の好みもあるし、一番困るのはそんなにちゃんとキャリブレーションも取っていないから、画面の見た目と印刷した時の見た目が違ってしまい、そこでまた一寸色々いじり出したりして。

さらに言えば、今のJPGベースの場合でも、一年で数百GB以上のデータ量になるのに、RAWにしたらその何倍ものサイズになるわけで、とてもデータ管理が出来ない。仕事で写真を撮影する人の場合は、どんどん不要なデータは削除して必要なものだけ厳選して残していくんでしょうけど、素人の私の場合は多少のピンボケでも後で何か利用出来ないかと思いどうしても残してしまう。いませっせとAmazonにアップロードしていますが、アップ完了と思うとまた増えているし、これは写真を今のように撮影することを止めない限りイタチごっこで続きそうです。

この辺は多分割り切りだと思うんですが、銀塩写真のようにそのシャッターチャンスにかけるような場合はとことんデータを弄って最高の映像にしたいという気持ちが強いだろうし、私のように兎に角下手な鉄砲も数打ちゃ方式の場合は、どれだけシャッターを切ったかで歩留まりが変わるわけですから、多少の画像品質を犠牲にしても後から何とかする・我慢することの方が合っています。それに、自分の場合は印刷媒体で使うことは考えていないので、それ程高解像度のまま使うことは無いですからね。それでも、最高の景色だとか貴重な一瞬はRAWで残して置きたいと思うけれど、そう言うケースって終わってから「あっ、RAWで撮れば良かった」と毎回思うので、結局いつまで経ってもRAWで撮影することは無いような気がしています。それでも、いつかは試してみたい。折角Lightroomも持っていて使えるわけですから(笑)。

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