2017年4月12日

マイコン世代がIT弱者

ITmediaのコラムから、マイコン世代がIT弱者になるかもしれない音声入力の破壊力について。もう20年以上前になるかな、当時の音声入力ソフトに一寸関わったことがあるので、音声入力関係に関しては多少の知識や経験もあるし、実はSiriやAndoridの音声入力が結構使えると感じていることは、個々にも何度か書き込んだことがあります。私はもっぱらGoogle検索の検索語入力の時に利用していますが、結構フランクな言い方や言葉遣いをしても、かなり正確にSiriさんが変換してくれて、Google先生もいい加減な検索語でもそれなりにピタリとした候補を探し出してくれるので、これは凄く便利で快適だと思います。ただし、問題なのは、一人だけで周りに誰もおらず喋ってもその内容とかが周りに漏れたり迷惑になら無い場所やタイミングなら良いんですが、これが駅の雑踏の中とか電車で移動中とかに使うかと言われると、考えます。音声入力の問題点は、何時でもどこでも使える物じゃ無い、と言う事なんですよね。その「躊躇する気持ち」っていうのは、自分が古い世代の人間だからかもしれなくて、最近の人達はそれこそキーボードでどこでも文字入力する感覚で、音声入力も同様に利用しているのかもしれないけれど。その当たりの「気持ちの壁」がタイトルのように一世代前のユーザーが、これからのデジタル世界で取り残されると言えるのでしょうね。

音声メモというのも便利で、以前試したこともあるんですが、一寸細かな操作をするためにはキーボードを呼び出す必要があったり、整理するためにタイトルを修正したりとか、保存とか検索とかの操作等は、慣れていないこともあったと思いますが、一寸不便。もう少し対話型でぱっと処理してくれる様になると良いと思うんですが。それと、やはり「喋って入力」するわけだから、周りに人目があったり静かな場所だと躊躇する。究極的には「思考入力」のように、頭で思ったことを入力してくれるのが一番ですが、流石にそこまではどうだろうか。

例えば、紀行文とか旅の備忘録のような物を、旅しながら歩きながら喋って記録して、それも音声と変換したテキストに、場合によっては内蔵カメラで撮影した映像とリンク出来たら、それって凄く面白いと思う。それに、音声データと変換したテキストデータを後で見直して、テキストデータを修正することで音声認識の精度やクセが学習されるともっと良いでしょうね。そうすると、ますます自分の話したことが正確に変換されるようになって、利用頻度もそれに応じて増える気がする。音楽ソフトで、鼻歌を歌うと、それを楽譜に起こしたり、編曲してそれなりの曲に仕上げてくれるソフトがあったと思いますが、言葉とか文字入力に関して、ああいう風になる時代はもう少しで実現しそう。そこまで行けば、マイコン世代が取り残されることは無いだろうけど、その手前である今当たりが一番厳しい状況なのかもしれない。

ところで、「マイコン世代」って言葉、久しぶりに聞いたけれど、今でも「マイコン」なんて言う言葉、通じるんだろうか。(笑)

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