2017年3月14日

まっとうなビジネスモデル

最近話題のAPAホテル元谷芙美子社長のインタビュー記事。一番最初にご主人の元谷外志雄氏とともにメディアで見るようになったときは、正直なところ際物っぽい印象を受けて余り良い印象では無かったし、丁度その時に見た番組の構成がなんとなく「成り上がり」みたいな感じの構成だったことも有り、一過性で終わるのかなと思っていました。実際その後暫くして、それまでと比較してあまりメディアで見なくなったりしたんですが、その間に着々とホテルチェーンの拡大をしていたんでしょうね。あっと言う間に低迷する日本のホテル業界の中で、飛ぶ鳥を落とす勢いに。一番驚いたのは、幕張で一番目立つホテルだった幕張プリンスホテルが、いつの間にかアパホテルにいつの間にか変わっていたこと。しかも、単に建物毎買収しただけで無く、増築もしている。正直なところ「一体何があったの?」とビックリしました。

私が記憶している限りでは、それまでは既存のビジネスホテル等を買収して内装などをちょっと手を入れて看板を付け替えて再営業するみたいな形でグループホテルを増やしていった印象なんですが、この頃くらいから自らホテルを建設して新規開店したり、積極的に不動産事業にも出始めた記憶ですねぇ。その当たりの取捨選択の判断は記事の最後にも触れているけれど、その中でも、
そのためにも新聞や雑誌の記事を分析し、行間を読むことです。情報は溢れていますが、ニセモノも多い。いい情報は見極めなければなりません。
何ていうところは、まさに自分の考えとドンピシャで整合するところで、喜んで良いのかどうか(笑)。

私はアパホテル利用経験は無いんですが、ビジネスマンが国内出張で利用するホテルとしては結構人気があるようですね。昔だと、東横インあたりが定番だったけれど、同程度の価格帯でも設備が良いらしい。と言うか、割り切りが結構あるので、その当たりがビジネス利用のスイートスポットを突いているのかも。で、ここに書かれている彼らのビジネススキームと言うか考え方って、実はそのまま自分の仕事にも当てはまるわけで、土地=スキルと思えば、必要になったときに研修とか勉強しても遅いわけで、その時々に先を見て必要になりそうな技術や今後必要になりそうな分野の下調べとかやっていって、その中には丸々無駄になる場合もあるけれど、そう言う準備をしていたことで、例えば英語学校に通っていたら、突然海外支店の責任者を任されたとか、趣味でグラフィックを書いていたら、そう言うデータを扱うクラウド系の仕事をする事になったとか、まぁ幾らでも例はありますよね。自分含めて、普通はそう言うことはなかなか出来ないから、その時になってあたふたしてしまい、だから折角のチャンスを逃したり肝心なところで失敗したりするわけですが、まぁ分かっちゃいるけれど...

しかし、予想外と言っては大変失礼ですが、凄くまっとうな感覚を持っている人なんですね。意外な気はするけれど、成功するにはそれだけの理由があると言う事なんだろうなぁ。

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