2017年1月27日

セルフビデオ

CNNのサイトに掲載されていた記事。AAが新造機のB737 MAXから、座席背面のビデオモニターを廃止して、代わりに乗客のスマホやタブレットに映像配信するという話。UAでも、米国国内線の幾つかの機体で既にサポートしているサービス。初期のものだと、DirecTVの映像だけだけど、最近の物ではもう少し充実しているんじゃ無かったかな。航空会社側としては、パネルを省略することでシートの薄型化が出来るようになるし、その分の配線も無くなるから僅かだけれど軽量化やメンテナンスで有利になるんだろうか。

個人的には、モニターを外す代わりに、USBの給電ポートを少なくとも一人(一座席)に一つは提供して欲しい。ACのコンセントではなくUSB。理由は、ACコンセントがあると隣でPCを広げる人が必ずいるからうざったくなるという事と、ACコンセントだとUSBのアダプターを接続して複数のUSBデバイスの充電とか始める人間も必ずいるだろうから、そうなるとコードや複数のデバイスが邪魔になるから。一つだけなら、その映像を見るスマホなりタブレットに限定できるだろうし。最も、MacBook等のType-Cで給電するようなシステムを持っている人はUSBポートでも困らないかもしれないけれど、そこは1ポート当たりの供給電力を限定して貰って繋げないようにして欲しい(笑)。

問題は、最大乗客全員がWi-Fiでアクセスしても十分なパフォーマンスが出せるかどうかじゃないだろうか。B737 MAXだと、120名位から200名以上の乗客が搭乗するわけで、それなりの数のAPが必要になるはず。中には複数のデバイスを利用する乗客もあるだろうから、結構早い者勝ちになりそうな気もしますね。航空会社の省力化はこれからもどんどん進むとは思うけれど、後は何が残るんだろうか。最近では、機内持ち込みの手荷物だけしかも座席の下に入る物だけで座席指定も出来ない「ベーシッククラス」が導入導入され始めているけれど、物理的な設備の削減以上に、やはり機内持ち込みの荷物をちゃんとルール通りにしてくれるのが一番乗客としてはストレス無く、気持ち良くフライト出来るかも。ほんと、なんで許されるんだ見たいな大きな荷物を平気で機内持ち込みしてきますからね、あちらの人は。最も最近では日本人でも結構我が儘な乗客を見て驚きますが。今後はそう言う方向で、フルフェアの航空会社も差別化していくんだろうなぁ。

昔のように、サービスの良い方向へ差別化していくのは文句は無いのだけれど、最近のように安くする代わりにどんどんサービスを削っていくというLCC的な方向性は一寸勘弁して欲しい気もします。

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