2016年10月16日

とうとう危険物扱い

発火騒ぎのGalaxy Note7、とうとう飛行機への持ち込みだけで無く手荷物での搭載も禁止に。Samsungは対象機の返却も受け付けていて、二重三重に耐火性のパッケージで梱包して送るようになっているけれど、飛行機への搭載も駄目となると郵送も出来ないですよね。そのうちSamsungが専門の回収チームを世界中で動かさないといけなくなるかも。

昔々、Samsungは携帯電話でトラブルを発生させて、世界から総スカンされて、その屈辱から組織改革や研究開発等をすすめて今のスマホ帝国を築いたわけですが、それをまた瓦解させるトラブル発生となってしまいましたねぇ。今回のリコール、回収騒ぎで3000億円位の損失になるらしいけれど、正直その程度の損失なのかという感じで、それ位ならSamsungの体力で何とかなるんじゃ無いだろうか。最も、そのGalaxyだけじゃ無くて、洗濯機の爆発騒動もあり、Samsungの製品全体への信頼性低下になっていますからねぇ。Samsungの場合、日本のパナソニックとか東芝とかの家電メーカーと事なり、韓国の屋台骨を支える存在と言って良いくらいの巨大企業というか巨大財閥。昔韓国の会社の人と暫く仕事をした事があったけれど、Samsungに入社するというのはとてつもなく憧れで、それだけでその人の格が一つも二つもそれ以上に上がるという話をして、日本以上の格差社会というか競争社会にビックリしたものです。

今回はGalaxyですが、バッテリーというエネルギーの固まりを内蔵している製品全てに可能性のあるトラブル。今後バッテリー容量がどんどんアップしていく事が、イコールこういう危険性や何かあった時のエネルギー暴発の拡大にもなるわけで、この辺りの電源技術、バッテリー技術には注意が必要になりますね。うちの場合でも、昔からバッテリー関係のテストはかなり厳しくて、これで何か問題があると開発停止や製品出荷停止になったりするくらいの厳しさ。Samsungも、決してその当たり手を抜いていたとは思えないので、彼らも困っているのかも。まだまだ技術的に分からない部分もあるし、逆に新しい技術に追いついていけないところもあるかもしれないけれど、今後デジタルデバイスがどんどん成長普及してくると最も重要な技術なわけだから、各メーカーに頑張って欲しいです。

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