2016年10月8日

白紙領収書

最初にこの「白紙領収書」のニュースを聞いた時に、「何だそりゃぁ、金額書き邦題じゃん」と思ったのに、その後の報道では「領収書の金額と政治資金収支報告書の金額が一致しているから問題無い。当日の手続き簡素化のため」という話を聞いて、「そりゃぁ白紙だから金額はどのようにでも翔から一致するに決まってるんじゃん」と思ったんですが、これはどうも勘違いだったようです。つまり、領収書を発行した側の政治資金収支報告書に記載されている、その「収入額」と、領収書を受け取った側の「支出額」の金額が一致しているから、問題無いという理由らしい。

私は商売のルールには詳しくないのですが、たしか領収書って昔はカーボン紙を入れて控えが保存されるから、それで支出の有無が担保されると理解為ていたんですが、空白の控えだけあっても良いのだろうか。で、流石に望ましくないと言う事で、今後は統一ルールを作るらしいけれど、ちょっと世間の常識とはずれているんじゃないだろうか。民進党はこれ幸いと自民党の該当議員を責めているけれど、民進党だって山尾氏のガソリン問題、コーヒー問題がまだ未解決のままなのに、そんなに大きな事を言えないのでは。そっちの方は、領収書の内容自体に疑問があるという、悪質さではこっちの方が問題だと思うけれど。ただ、普通の人間からみると、どっちも不自然さは感じるわけで、同じ事を例えば我々が確定申告なんかでやれば、当然アウト。それが議員であれば許されるというのはちょっとなぁ...

この件も確かに政治の透明性、公平性の為には必要だとは思うけれど、それよりも重要な蓮舫氏の国籍問題に関して、党の民進党は勿論、自公民も追求している様子が見えないのは何故だろうか。二重国籍者が国政の中にいるというのは決して望ましくないと思うし、蓮舫氏の場合はその疑問に対して虚偽の説明をしてきた説明責任に対しての疑問もあるわけですからね。党の定例会見では多様性がとか個人の情報は開示しないとか、何かこういう時だけは自分に都合のよう理由を言っているけれど、多様性、国際性と多重国籍は関係無い思うし、野党第一党の代表という立場は、公人と言って良いわけで、ある程度個人は制限されるでしょう。其れ以前に、今回の場合は自分の戸籍の必要な日付だけ公開すれば良いわけで、何の問題があるのかよく分からない。白紙領収書にしても政治資金規正法の問題に為ても、かなり乱暴な言い方だけれど、それらは手続きの問題で、手続きが正されればまぁ情状酌量の余地はあるかもしれません。でも蓮舫問題は、自分で認識していただろうに、それに対して嘘をついていたという政治家としての資格の問題であるわけで、それが彼女の問題。大臣の過去の発言と現在の発言が違うからと責めるのであれば、今も嘘をついているであろう代表に対して何も言わない民進党の議員はそれでいいのだろうか。まぁ、政治家というのは多かれ少なかれ嘘をつく商売だとは思うけれど、でもこれだけ大きな問題になっているのに、何の説明もせずに証拠も提示せずに、自分で「もう終わった話」と言って幕引きは出来ないでしょう。最初は政治家としての資質の問題であったけれど、今で蓮舫氏という人間に対しての問題に拡大している事に気がつかないと。

仮に、今噂されている年末あるいは年始の衆議院解散が有った場合、多分今回の問題で蓮舫氏に問題があった事がはっきりしても、多分彼女は生来の人気で当選は出来るでしょうね。でも、それ以外の民進党議員は駄目だと思う。彼女の問題が党の問題にすり替わり、肝心の当事者は鞍替え再選できても、それ以外のとばっちりを受ける議員さんは堪らないだろうなぁ。まぁ、それも適切な時に適切な処理をしなかった事の自業自得ではあるけれど。

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