2016年9月19日

水の問題

今日も今朝から豊洲新市場の地下水問題をやっていたけれど、何度見ても東京都の共産党都議が「環境基準の四割ものヒ素が発見されて」と記者会見している姿は、もう恐怖というか何というか... あくまで悪者を作らないと自分達の正統性が保てないというような言い方であり内容。この人達はどんな世界で生活しているのだろうか。さらに、あの地下ピットの対策で、地下水を汲み出す排水施設を作ればというのは納得できるけれど(多分、それってあるはずですよね)、某建築エコノミスト氏は「もう一つ床を作れば良い」とか仰ってる。だったら、今ある床で十分じゃん。何を言っているのだろうか。建築などに素人な私でも突っ込み入れたくなるレベル。

で、あの空間に盛り土を入れる事を執着している人も多いけれど、その土を入れる事でたいしん強度的に今よりも頑丈になるならまだしも、そんな事は無いし、技術的にもかなりの難工事手間コストアップになる事を考えると、別に今のままで良いじゃ無いかと。最終的に建物の建築が全て完了した時に、地下がそれなり環境に維持出来るように、排水なり空調なりの設備を準備すれば良いじゃ無いのだろうか。

一人コメンテーターの人で、元々はあの水が浮いている砂利の層までで地下水の上昇を止める予定だったのが、その上にまで来ている事が問題だと言うような事を言われていて、それは一理あるかな、と。ただ、地下からの上昇した水なのか、ここの所の雨で回りからわき出て上昇してきた水なのか、その確認は必要だし、最終的に同様の現象が今後も発生する可能性はあるから、その対策は考えないといけないかもしれません。

今回この水の件で豊洲新市場の環境汚染が再び騒がれているけれど、個人的に思うのはじゃぁ築地市場の環境状態はどれだけ清浄なのか、それって誰も比較しないのね。開放空間で、外部の汚染物質が入るとか野鳥や鼠などの被害も言われている。雨漏り等も酷いという話も。勿論、限られた環境の中で対策はしているのだろうけど、あの土地だってどれだけ清浄なのかと聞くと、元は米軍の施設があった場所らしく、結構調べると危ないという話も。結局メディアに慕って、そんな手間の掛かる検証なんてやる気は無いし、取りあえず「豊洲=環境」みたいな内容で、世の中の興味を惹きそうなキーワードわ散りばめたら、それで幾らでも記事が出来て商売になるという安易な姿勢に陥っている気がする。

この問題に対してビシッと延期を決めた小池氏には、是非その当たりを感情論では無く技術的科学的な理由から判断して欲しいですよね。私も、これからも美味しい魚介類を食べたいですから。

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