2016年9月4日

国際戦ターミナル新設

一般紙の記事から、2020年東京オリンピック・パラリンピックを睨み、ANAが羽田空港の国内線第二ターミナル南ピアを、国際線専用ターミナルに改修して乗り継ぎの利便性と現在の国際線ターミナルの混雑緩和を目指すという記事。ターミナル的には、今の65番と66番/73番の間、L時の角のところに壁を作って、今の通路を分断。国際線ターミナルとなる南ピア部分へ直結する形で国際線専用のビルをその角に新設or増築するというのが基本的なアイデアになるんだろうけど、出入国審査場に保安検査場、さらにはバゲッジクレームと大変そう。そうそう、ANAもラウンジをこの国際戦ターミナル用に新設しないといけませんよね。

素朴な疑問として、仮に南ピアが国際線ターミナルになると、国内線のゲート数は足りるのだろうか。10ゲートくらい減るわけで、今後国内線の路線数はそんなに増減しないという読みもあるんだろうけど、今後国際線との接続のためにある程度の時間帯に集中する可能性もあるわけで、そこは沖止め対応に変わる事が増えそうな予感。あるいは、北ピアの先にさらにゲートを増設するとか。

さらに気になるのは、現在の国際線ターミナル利用航空会社とこの新規国際線ターミナルの利用航空会社の振分。多分ANA便優先何だろうけど、ANA専用になるのか、アライアンスの会社は利用出来るようになるのか、どうだろうか。ANA専用というのは流石に顰蹙だから、アライアンスにも開放するだろうけど、そうなると全てをこちらに移動させるのか、分散させるのかも疑問。ANA便であっても、昼間のフライトは良いけれど、深夜発のフライトまでこっちで面倒見るのだろうか。海外(私の場合はアメリカ中心)の空港では、ターミナル間の移動というのはある意味常識で、だから空港内移動のライトトレインとかモノレールなんかも充実しているけれど、羽田もそう言うことも考えないと現在の国際線ターミナルとこの第二ターミナルの移動が大変そう。

いずれにしても、利便性を考えての改善なので悪い事では無いけれど、元々国内線専用ターミナルとして準備されたところに後付けで国際線の機能を入れ込むというのは、ちょっと無理があるような気がする。それなら、場所の問題はあるけれど、サテライトターミナルを別途新設した方が速そうだけれど、多分コストと時間の問題で今の施設を流用する方がメリットがあるんでしょうね。まぁ、ANAからの正式な発表を期待したいですね。

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