仮想現実を利用したスマホのゲーム「ポケモン GO」が世界中でブームになっていて、その影響で任天堂の株価も1万円以上上がっているらしい。スマホのカメラで周りの景色を撮影すると、そこにポケモン達が合成されて表示され、それによって特典を得たりする仕組みらしい。最初に聞いた時に、「なんかIngressみたいなアプリだな」と思ったら、同じ会社が開発しているみたい。
仮想現実を利用した応用アプリやサービスはこれまでも色々登場していたけれど、文字通り現実には居ない「ポケモン」を被せてくるというのは、ナイスアイデアですよね。最も、これから夏の時期の日本でやるなら、やはり幽霊、お化けをフィーチャーして欲しい。行ってみれば「妖怪ウォッチ GO」とでもいうか(笑)。
ただ、余りの人気で病院とか本来そういうゲームにら相応しくない場所にまでポケモンを捜して無断で立ち入ったりするトラブルも発生しているそうで、これはこれでこれから大きな問題に発生しそう。「妖怪ウォッチ GO」とか登場したら、お寺とか墓地とかが騒がしくなりそう。お盆の時期で、そうで無くても人が色々出入りするのにね。
このゲーム自体は無料で、ゲーム内課金で収益を上げるらしいけれど、さらにこのゲームを利用してポケモンが種つげする場所を実店舗に合わせる事で、集客効果を狙うこともプランであるらしい。日本ではマクドナルドが一口乗るらしいけれど、マックの製品は売れないのに、座席だけは満席になるんじゃないだろうか。すでに「ポケノミクス」なる言葉も生まれるくらい過熱気味になっているだけに、この夏のイベント等では早速利用するところも出てきたりして。
これまで余り仮想現実物のアプリ、応用サービスってぱっとしない印象を持っていましたが、これが一つのブレークスルーになるかも。ポケモンでは無く、例えば各地のご当地ゆるキャラが現れて、その人に会った現地ガイドをするとか、その人の動線履歴を解析して、説明とかリコメンドをリアルタイムに変更していくとか、アバター機能としてちょっと面白いかも。そうなると、スマホをかざしながら歩くのは大変ので、軽量で邪魔にならないHMDがやっぱり欲しいなぁ。Ingressを最初に見たときには、面白いとは思ったものの、余りピンと来なかったというか閃かなかったんですが、今回のこのポケモンGOは、ちょっとこれからの応用範囲が広そうでいろいろと派生サービスが誕生してくるんじゃ無いだろうか。サービス自身もそうだけれど、多分Googleが位置情報を収集して、いろいろなマッチングとかデータマイニングを裏でしているはずで、その技術やサービスがAPIとして公開されたら、ゲーム以外での応用もいろいろ登場しそう。
例えば外回りの人などは、ルートの最適化とか、または目的を変更して1日の運動量を計算して、わざと歩く距離を増やしたり、少し遠回りの設定にして、毎日一万歩歩くようにさせるとか。データ分析を面に展開していくサービスとして、一寸面白いかも、これ。
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