2016年3月15日

懸賞金

賭博問題で揺れる、プロ野球の巨人。今度は、選手が試合前にお金を出して、その試合の勝敗で試合前の「声出し担当」選手が受け取ったり(自チーム勝利の場合)、逆に支払ったり(自チーム配線の場合)というやり取りがあったことが問題視されています。個人的には、「巨人」というプロ野球のチームであること、チーム外の関係者が関わっておらず、選手内で選手がお金を供出していることから、ある意味勝利に対しての「報奨金(インセンティブ)」と言って良いように思います。勿論、お金意外に何か動機付けすることがスポーツマンシップ的には望ましいと思うけれど、でも「プロ」なんですからね。「お金」というモチベーションは重要だと思いますよ。仮にこれがダメというなら、大相撲の「懸賞金」だって同なのという話になるだろうし。それに最近の「アマチュアスポーツ」であっても、大きな大会では賞金が出るわけですからね。某かの成績を残した選手に、「お金」という対価を与えることは、その内容や金額に選考基準など条件はあると思うけれど、悪いことじゃ無いと思います。

勿論、巨人での賭博行為が問題になっていた時期に誤解を招くような話が出てきたと言う事もあるだろうし、NPBの調査で問題なしと判断されたとはいえ、敢えて公表しなかった態度とか、やはり後ろめたい部分はあったと思うから、それは拙かったとは思いますけどね。結果は結果として、コンプライアンスには違反していないと言うことは言うべきだったかなと感じます。

まあ、理想を言えばそうやってお金を集めても、支払先を選手本人では無く、その選手名で何か慈善事業に寄付をするとか、スタジアムに例えば子供用優先座席を準備するとか、還元方法を考えればまだ評価も違ったでしょうね。「スポーツとお金」って余り良い意味では使われないけれど、逆に今回の騒動を契機にポジティブな方向に「スポーツとお金」という理解が進んで欲しい。例えば、プロスポーツの試合会場では、常に某かの募金活動が行われているとか、そのチームの代表選手が某かのボランティア目標を作るとか(ホームラン1本で幾ら寄付とか)、そう言うことを普通に出来る環境になれば、今回の騒動も意味があったと将来言われるようになるんじゃないだろうか。是非、そうあって欲しいですね。

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