中国がユネスコに申請していた世界記憶遺産候補、「南京大虐殺」と「慰安婦」のうち、慰安婦は却下されたけれど、南京大虐殺は受理されたという記事。これ変だと思うのは、審査中に一切資料が公開されず、反論する機会が無いと言うこと。記憶遺産なるものにどう言う物が既に登録されていて、例えば今回の様に被害加害の関係が存在している場合に、双方の認識の違いを埋めるような作業無くして登録されてしまうと、必ず禍根が残ると思うのですが。
日本で少し前に「物言う株主」が話題になったけれど、国家としての日本も「物言う国家」にシフトしていかないと、言いように利用されるだけになるように思います。日本国内だけの話しであれば、まだ「あ・うん」の呼吸も残っているし、性善説も有効な場合が多くあるけれど、世界は全くその逆のロジックで動いていることを認識しないと。今回ユネスコへの供出金停止も視野に入れているらしいけれど、それはそれで効果があることを入りつつ、逆に中国がその間隙に入り込んで金も出すけれどものも言う親玉になりそうな気もして危惧します。この件に関しては、外務省に文科省も関係するのかな。頑張ってくれないと。というか、外務省が仕事をしていなかったから、今の状態があるわけですけど。
勿論、逆に日本が登録しようとしている記憶遺産やその他の記念物登録にも影響する可能性があるわけですが、それらを犠牲にしても是々非々という態度は崩さないという強い姿勢を見せることが出来るかどうかですよね。
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