2015年8月21日

週休3日制

ユニクロを展開するファーストリテイリングが、地域正社員を中心に週休3日制を導入するという記事。介護や子育てと仕事の両立をサポートすることが目的で、週休3日にはなるものの、何日単位の労働では無く、週や月単位での労働時間で管理するので、稼働日の4日間はこれまでの8時間労働が10時間になることで、全体の給与などは変更無しとのこと。さらに、忙しい週末土日等は対象外で、平日に休暇を取るというもの。今のところ、店舗での接客業務をする社員が対象のようなので、日々の仕事に必要な人数が確保できれば、余り「誰それが何曜日に休む」という決まり事をしなくても良いのかも。

自分の場合は、もう10年近く在宅勤務を続けていて、最初の頃は週に2日とか3日在宅、残りは出社だったのが、8年くらい前から、月-木曜日が在宅、金曜日出社パターンとなり、それが今でも続いています。いろいろ思うところもあるし、会社の支援もあるので続いているんですけど、色々な職種や業種、さらにはビジネス環境の変化などによって、こういう在宅勤務形式や週休3日制度、あるいは最近よく効くようになった時間単位での労働など、仕事のスタイルに多様性が生まれてきていることは良いことでは無いでしょうか。昔のように、9時~夕方5時迄会社に居て仕事をせねばならない、というスタイルでは通らない時代になってきたと思います。

理由の一つは、個人の考え方の変化があるとは思うけれど、1番大きな理由はビジネスのスキーム自体が、9-5時という枠の中で納まらなくなってきたこと。私なんか入社して仕事を始めた30年前から、仕事の相手はアメリカにいたりしたので、昼間はメールのやり取りであっても、早朝とか夜遅くには電話会議が必ずあって、あの頃なんかは本当に1日24時間のうち20時間近く仕事していた気がします。大っぴらには出来ないけれど、残業も多かったし。それはライバル会社でも同じだったとは思うけれど、会社として働くことに柔軟性を導入してくれていたので、それで助かったのも事実ですよね。週に休みが何日あるかだけで無く、1日似どれだけ仕事をするのか、あるいは一日のうちでいつ仕事をするのか、さらにはどこで仕事をするのかなんて言う、色々なパラメーターが許されていて、それらの組合せも色々許されるような社会インフラとシステム構築っていうのが、これから少子化になる日本では必須かも。

「仕事をする」というのは、イコール「経済活動」なわけで、経済が上向き入れまで以上にお金が回れば、景気も良くなるだろうし、その分個人個人の生活にも余裕が生まれるはず。昔ながらのやり方を続けて行くというのも一つの方法だとは思うけれど、日本源の欠陥に生まれる動脈硬化みたいなもので、たまには迂回するようなこととか、新しい道筋みたいな物を作っていかないと、いつかは詰まって使えなくなるでしょう。そう言う意味で、それなりに知名度があり影響が大きそうなこういう会社が、成功するかどうかは別にして新しい試みをすると言うことは評価して良いんじゃ無いだろうか。

個人的には、跡数年で定年退職となり、毎日が日曜日になるわけで、そうなったときに経済的な問題も含めてどうするのかという事を、そろそろ考えないといけないかも。個人的希望だけ言えば、週の半分以上は飛行機に乗って、アッチにフラフラ、こっちにフラフラ出来ると嬉しいのだけれど。それもANAとUAで(笑)。

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