たまたま見つけて読んでみて面白いなと感じた、Business Journalの記事。「コンサルタント」と言われると、ちょっと胡散臭い印象をどうしても感じてしまいますが(笑)、例えば「プロジェクトマネージャー」とか言い換えれば、そんなに胡散臭さは感じられないかも。
記事を読んでいて感じたのは、自分が何時も心にとどめておくように考えている二つの点で同じような事を言っているのでは無いかと言うこと。
一つ目は記事の中でも色々な情報興味に関して目配りすることを書いているけれで、やはり自分の専門分野だけ見ていると「専門馬鹿」になってしまって、視野が狭まると言うか、見えるものも見えなくなってしまいます。その中でも私は、仕事でやっているパソコンなら、それに類似した家電製品は勿論だし、同じ価格帯の別種類の製品、その製品が売られて欲しいと思うお店で同様に販売されている製品、あるいは使って欲しいと思う年代層で人気の売る製品等と比較するようにしています。例えば、今のパソコンの価格は大体10万円から20万円位ですけど、それくらいの価格帯の製品だと、例えば家電なら炊飯器があります。炊飯器の場合はもう少し価格帯は低いけれど、7~8万くらいの炊飯器は高級機種なのに、結構最近では売れ筋だったりします。毎日ご飯を炊いて「美味しい」と感じる付加価値が、そこまでの支出を許すのであれば、パソコンにはもっと継続した付加価値が必要になるわけで、それを「Windows」と限定された基板の上でどう表現すれば良いのか、例えばそれが課題になるわけです。三番目に販売場所に関しては、例えばパソコンをコンビニで売れないか、と言うのがずっと自分が持っている課題だったりします。パソコン本体で無くても良いんです。例えばAppleはiTunes Storeのカードをコンピにで売っているけれど、ああいうビジネスモデルでも可能。つまり、日々足を運んでいる場所で何か接点が生まれれば、その製品に対しての愛着度も高くなるわけですから。
二つ目は、自分の軸足としての専門知識を日々研くと言う事。ただ、そこでパソコンだからパソコンだけ見ていると逆に専門馬鹿になる可能性が高いわけで、そこにはパソコンは勿論タブレットやスマホ、逆に大型のコンピュータやクラウドなんていうのもある程度カバーしておく必要はあります。あるいは、そう言う専門分野って往々にして内側からの視点になりがちですが、そう言うものを1ユーザー、1消費者として観た場合にどう見えるか、と言う思考ゲームも重要だと思います。自分はたまたまそう言うことを専門にしているからお店に行ってこういう買い方をするんだろうけど、そうでは無い自分の家族とか普通の人がパソコンを買うときのパターンは、絶対異なっているはず。そう言う場面でどう言う訴求行為が効果的なのか、あるいは1番問題なのはそう言う少ないチャンスで購入された自社製品が、その後どの様な経緯でお客様のお気に入りになるのか逆に一期一会で終わるのか、凄く興味が有ります。
エンジニアであれば、そう言うスキルを自ら研いて蓄積して実業に行かせば良いのだけれど、「コンサルタント」という仕事になると、そう言うスキルを第三者に分かるように伝えて身につけさせないといけないわけで、それはそれでまた別の素質が必要になります。でも、結局はやり方や効率は別にして、他人にちゃんと自分の意思が伝わるというところまで成長しないと、そのスキルが身についたとは言えないのでは無いだろうか。まぁ、前を向いて前に進む人だけが、最初の利益を獲得することが出来るわけですからね。
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