PCWatch、山田祥平氏のコラムから、みんな違うAndroidの世界って便利なの? という話し。個人的に、今iPhone6とAndroid (Xperia Z3 Compact)を併用していますが、このiOSとAndroidの似て非なる操作感も正直なところ何とかして欲しいところ。くるまで言うと、右ハンドル・左ハンドル以上の差を感じるんですよね。例えばホームボタン、iPhoneは本体中央下部にあり自然に本体を持っている手の親指が伸びるけれど、AndroidのXperiaは右側の真ん中側面にあるので、右手で保持しているときは、左手に持ち替えて操作しないといけません。また、このXperia Z3 Compactの場合、左側面に充電用の端子が設置されているので、物理ボタンは右側面に集約されていますが、その為に左手で保持しているときは片手でも操作出来ないことは無いけれど、右手に持っているときにはダメ。例えば、Suicaを使用して改札を通過して、そのまま電車の時刻を調べよう何て思うと、右手に持って通過したXperiaを左手に持ち替えて操作しないと行けません。勿論、左手に本体を保持して改札にタッチして通過することも可能だけれど、かなり体を捻って端末をセンサーにタッチしないといけません。これ、通勤ラッシュ時なんか結構大変。
そうそう、iPhone6のTouch ID、これもう手放せませんね。親指の指紋を登録しておくと、センターボタンを親指で押して画面を出して、そのまま押しつけておけば自動的に指紋認証されて解除され、直ぐに目的のアプリを使うことが出来ます。Hiltonのアプリなどは、このTouch IDに対応しているのでアプリをタップして起動して、そのまま登録した指を押しつけておけば自動的にログインしてくれるし、この操作感は一度使い始めたら止められません。Androidも同じように画面解除から自動的にアプリ起動・使用まで一連の動作がスムースに遷移できるような仕組みがあると便利なんですが。
閑話休題。Android程狭い世界でなくても、Windowsの世界がまさにそのジレンマと闘ってきた歴史なわけで、だからこそ、Vistaは(性能の問題もあったけれど)回避され、Windows8もMetroでケチを付けた、と個人的には思っています。勿論、新しい技術、新しいサービス、新しいインターフェースを提供することは重要な事で、それはそれで必要だけれど、問題なのは人間というのは一度覚えたことはなかなか手放したがらないと言う事。だから、以前のI/Fと新しいI/Fを簡単に切り替えることが出来、さらにどちらかをデフォルトに出来るような仕組みさえ入れておけば、結構ユーザーは賢く利用してくれるものと思うんですけどね。最近流行の2-in-1タイプのパソコンなんて、クラムシェルの時にはトラディショナルなデスクトップがでて欲しいし、タブレットモードの時にはMetroタイプのI/Fの方が操作性が良いだろうし。Androidに関しても、ベースは同じでそれぞれのメーカーが独自性を織り込めるというメリットも必要だし、とは言ってもデザインがバラバラにならないようなガイドラインも必要だと思うし。例えば、標準モードでは各社同じI/Fあるいは少なくとも基本的な部分では統一したI/Fにし、拡張モードに入るとユニークな設定が可能になるとか。独自性を売り込みたいときには、その拡張モードをデフォルトして、嫌ならユーザーが標準モードに戻せるとか。押しつけるのでは無く、選択の自由をユーザーに与えていくのが、「みんな違う」と主張するAndroidのゴール何じゃ無いだろうか。
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