2015年6月11日

機内持ち込みのカバンサイズ

IATAの年次総会で提案されたという、新しい機内持ち込み可能なカバンサイズ。今のところ大手の航空会社では、55cm×40cm×25cm以内で3辺の合計が115cm以内と言うのが標準だと思いますが、今回の仕様はそれよりも少し小さめの55cm×35cm×20cm以内というもの。

機内持ち込みのカバンでよく見かけるのが、横にして入れるときに膨らんで厚みが出てきてしまい、頭上の荷物入れに入らないケース。そこで横にしたときの横幅と厚みを少し削ったサイズにしているようですね。ただ、実際にこのサイズが標準となっても、今の機内持ち込み荷物の混雑は解消しないと思う。一つは、今でも厳格なサイズチェックをしていないので、明らかにサイズオーバーのカバンを場合によっては複数個持ち込む乗客がいるわけで、そういうところを解消しないと駄目でしょうね。極端な話、この新企画の認証カバンは優先的に持ち込めるけれど、そうで無いカバンは最終的にスペースが無い場合はドアサイドに変更されるとか。

私は7年前に購入したPathfinderのキャリーバッグをずっと利用していますが、このカバン、当時は国際線とか国内線の中大型機(120席以上)なら機内持ち込み可能なサイズ(55×40×25cm)でしたが、正直なところハンドグリップとかそこのキャリー部分等を含めると少し大きくなります。それでも、これまでアメリカ国内線でA319とかB737とかできない持ち込みにしても取りあえず荷物入れに入っているし、今のところ日本国内外のフライトでクレームされたことはありません。まぁ、小型機を利用する時には予めチェックインバゲッジにしていることもありますが。このキャリーバッグ、まだまだ現役で利用出来るんですが、昨年末に弟に頼まれてTUMIのキャリーバッグを購入したんですが、これが気持ち一回り小さなサイズで、なかなか取り回しも楽で気に入っています。これだったら買い換えても良いかなと思っていますが、その時にはこの新規格のバッグも登場しているだろうから、そっちに買い換えようか。

まぁ、繰り返しますけど、機内持ち込み荷物のスペース争いに関しては、航空会社が無料でチェックイン出来るバッグの数やサイズ制限を緩やかにするか、厳密にゲートでバッグの数やサイズをチェックして弾くようにしないと駄目だと思う。ただ、それを本当に厳密にやったら、ゲート前でクレームの嵐になり、多分フライトスケジュールは遅延に次ぐ遅延になるでしょうね。

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