2015年5月14日

機長の判断

広島空港で事故を起こしたアシアナ機フライトレコーダーの記録が公開され、衝突のまさに直前2秒前にゴーアラウンドをしようとしていたらしいと言う記録が残っています。飛行経路の記録を見ると、オートパイロットから手動操縦に切り替えてからすこしずつ降下高度が下がっていて、最終的には20~30m位予定高度よりも低くなっていたような感じですね。最初言われていた、ダウンバースト等の桐生の影響は無さそうですね。ボイスレコーダーや当事者の衝撃録などが公開されていないので、まだ完全に原因が特定されたわけでは無いけれど、やはり操縦していた機長の人為的ミスということになりそう。事故直後に元パイロットの航空評価の人達何人かが指摘していたのが、霧などで視界が不良の時に前方を確認しようとして前のめりになり、その時に操縦桿が前に押されて高度が下がるというもの。その時には「そんなギャグみたいな」と思いましたが、「見えない」という焦りが微妙に前のめりになって下降を加速していたような雰囲気も伺える記録です。ただ、その時副操縦士は景気を確認していたはずで、なんで副操縦士は警告しなかったのだろうかという疑問も。これも事前に言われていた、先輩に対しての遠慮なのか、それとも彼も何か別のことに気を取られていたのか。あるいは、空港手前の地形が深い谷になっているので、それで高度を読み間違ったのか。いずれにしても、早く正式な最終発表を待ちたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿