2014年11月28日

容量よりは回線スピード

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、Office365が提供する「無制限ネットストレージ」の話。一年少しBitcasaを使っていましたが、結局は利用者が少ないと言う事でGive-upしたサービス。新興企業と言う事で、やはりボリュームが稼げなくて効率が悪かったのかもしれませんが、MSならその当たりどうなんだろうか。施設としては十分にあるだろうけど、結構負担になる気がする。

で、「容量無制限」というのはサービスする側のファシリティの都合だから良いとして、一番問題なのはその間に介在するネットワークサービスプロバイダーの部分。データ容量もそうですけど、Bitcasaを利用して一番感じたのが、アクセススピードの遅さ。Bitcasaは一寸特殊な暗号化とデータ最適化技術でしていたのでちょっと例外かもしれないけれど、手持ちのデータセットをアップロードする時の手間と時間は、結構馬鹿になりません。一度アップロードしてしまえば、日々のデータの更新やダウンロードにはそんなに時間も容量も消費しないけれど、始めるときと止めるとき(笑)のデータの上げ下ろしが大変。コラムの中で言及しているのは、こういうサービスが始まり一斉にユーザーがアクセスし始めたときの、総和としてのトラフィックの事だと思いますが、個人的に利用する場合には、それとは別に定常的なサービススピードっていうのが凄く大事になりそう。MSのサービスサーバーをどこに置くのかは分からないけれど、日本国内に無いとすれば、日本からの回線容量に制限されるわけだし、それに応じて末端のサービススピードも制限が生まれるかもしれない。

ちょっと今回のBitcaseの件で感じたのが、こういうオンラインサービスを利用するのは良いけれど、とは言ってもバックアップとして自分専用のストレージサービスも必要だなということ。結局は二度手間三度手間になってしまいますが、クラウドをメインとすれば、その保険としてのローカル、あるいはその逆の考え方が必要な気がしてしまた。勿論、全ての人がそんなことまで必要では無いし、やる必要も無いかもしれないけれど、それでも自分のように仕事でかなりの量のデータ量を扱い場合、やっぱり安心出来る仕組みが必要だなと思います。

最近思うんですが、ディスケット1.44MB一枚のやり取りで話が済んでいた時代が懐かしい... (笑)。

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