2014年9月30日

ドコモの機械翻訳サービス

ドコモが機械翻訳の会社を合弁で立ち上げると言う記事。2年くらい前から、ネットで翻訳するサービスを展開していたドコモが本格的に翻訳ビジネスに入る足がかりを作ったという感じなんでしょうか。2020年のオリンピック・パラリンピックは勿論、急増している海外からの渡航者向けに目の付け所としては良いかも。将来的には、海外に出かけた日本人が同様のサービスを相手国で使えるようになると、さらに嬉しいかもしれませんね。

利益を目指すなら書籍とか文章類の機械翻訳何だろうけど、ドコモとしてみるとやはり通常の会話をリアルタイムで翻訳して、母国語同士でも十分にコミュニケーションを取ることが出来るサービスをしてくれたら、これは結構潜在的なニーズがあるかも。ドコモだと、観光客向けに国内のWi-FiやLTEの利用サービスもまとめてつけて、この翻訳サービスを簡単に利用出来るようなパッケージを作ったら、結構受ける気がする。

そのうち、こういう翻訳サービスが手軽に利用出来るようになると、海外からの旅行者と会話するよりも、国内の方言の違いによる戸惑いの方が増えてきたりして。その時には、「方言翻訳サービス」を考えてもらうしか無いですよね。で、世界中で通常の会話でも翻訳サービスを使い出して、どの原語が母国語なのか分からなくなってきて、知らないうちに色々な原語が混じり合った「国際中間言語」みたいなものを全員が話すようになり、実は翻訳機能はいつの間にか使われなくなった、とか。ただ、その時には文字変換サービスも準備しておかないと、話し言葉は世界共通になっても、書き言葉はバラバラで書き物とか書籍は読めない、なんていう時代になるかも。だから、知識や文化の伝承は、昔々のように後述のみになったりして。

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