2014年5月30日

Chromecastの戦略

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、Chromecastが再定義する(?) TVの復権について。Chromecastだけだと、単にHDMIとWi-Fiを組み合わせたアダプターに過ぎないけれど、それとリンクするスマホやタブレットと共に考えると、TVに対しての多機能リモコン化ツールと言うのはなるほどと納得。自分は、YouTubeにしてもニコ動にしてもそれ程熱心に見る方では無いので、今は技術的な興味しか無いけれど、今後クラウド化がどんどん進んでいくと、クラウド上のデータは全てChromecast経由で表示させることが可能になるから、今のタブレットやスマホで画面が小さいという悩みは改善させるのかも。

パソコン利用だとWi-Diと言う技術が有るけれど、あれはあくまで自分のPCの画面を表示させるだけのミラーリング機能なので、このChromecastとはちょっと違う。でも、クラウド上に自分の仮想PC環境を構築してあれば、その仮想PCの画面をChromecastで手元のTV画面に表示させることも可能になるわけで、そうすると本当にスマホとChromecast一つで何処でも仕事が出来るようになるかも。

一寸疑問なのは、ChromecastはWi-Fi経由でクラウド上のデータにアクセスするから、どこかにAPが無いと行けない。自宅のリビングなんかならWi-Fi APを設置すれば良いけれど、例えば出先なんかだとどうするのだろうか。一つ思いつくのは、コントローラーがスマやタブレットなんだから、そのデバイスにテザリングさせてChromecastはデータを取得させればいいのかな。LTE対応のスマホかタブレットとこのChromecastがあれば、HDMI対応のTVのある場所なら何処でもTVでプレゼンが出来る、メール編集が出来る、文章作成が出来る、なんて言うのは楽しそう(いゃ、何処でも仕事が出来るから楽しくないけれど)。

例えば、デジタルサイネージュの表示なんかも、これを使えば簡単にしかも場所によってバラエティーを付けたりすることも可能かも。さらには、センサーとその情報からURLを選択するようなプログラムを作れば、時間帯や通る人の様子で最適な広告が表示されるようにするのも簡単そう。個人商店みたいなところで、店頭デモに使うなんて言うのもありかもしれない。HDMIのモニターがあれば良いわけだから、テレビでなくてもいいんですよね。結構応用範囲が広いかも。やっぱり一つオモチャ代わりに買ってみようか...

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