2014年3月4日

CarPlayはKITTの夢を見るか

「iOS in the Car」が「CarPlay」として正式に発表。最初記事を読んだときに、UAの機内にもあるiPod/iPadを座席前のモニターに接続するのとどう違うんだろうか、ということ。一種の拡張画面的な利用方法なのかなと思った次第。詳細は分からないけれど、元々入っているカーナビシステムとの連携みたいな事もかいてあるから、APIとか持つんだろうな。あと、ハンドルにSiriのON/OFFボタンもつくようなので、そういう部分もこの「CarPlay」としての要求仕様になるんだろうか。それくらいなら、後付けにしても良さそうな者だけど。

最近はスマホのカーナビも結構便利になっていて、私の知り合いにも車に乗ると先ずスマホをダッシュボード上のソケットに設置するところから始めるんですが、あれでも十分な気がします。参加メーカーは自動車メーカー16社とかかれているけれど、カーナビメーカーはどうするんだろうか。

一つ気になるのは、インダッシュのデイスプレー側の仕様。例えば解像度なんかは、何×何と決まっているとしたら、ちょっと窮屈デスよね。CarPlay側としても、色々な解像度をサポートするのは大変だろうし、でもカーナビ側としては目的によってそのあたりの自由度は持ちたいだろうし。で、それだったらiPadをぺたっと貼り付ければ良いじゃん、と素朴に思うわけで、iPhoneをわざわざ接続する必要性って何だろうか。

CarPlayの中でも個人的にキーポイントだと思うのが、Siriによる音声認識・音声合成でしょうね。私もちょっと使ったことがあるけれど、結構日本語の認識率も高くて「へぇ~」と感心しました。運転中にBGMを流していたり、移動中のノイズ音の中でどれだけ認識率がアップしてくれるのかはちょっと疑問だけど、手はハドルにおいて動かせない、視線は前方や周りに注意しないといけないから動かせない。となると、補助情報を受け取れるのは耳(音声)しか無いし、それに対してコマンドを投げられるのは口(音声)しか無いですからね。だから、音声認識技術を持っている国内メーカーにも、有利な環境がこれから出来てくる気がするんだけど、どうだろうか。英語ではSiriが有利何だろうけど、日本語やその他非英語に関しては日本のメーカーにも勝負できる余地がありそう。

で、究極的にはCarPlayはKnight Riderの人工知能「KITT」を目指すんだろうか(笑)。

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