2014年2月13日

年寄りの冷や水

韓国訪問中の村山元総理のニュース映像を見ていた母親が一言。「ほんと、未だに余計なことをしていて...」「年寄りは余計なこと言わなきゃ良いのよ」と。そう、年寄りが言っていました(笑)。

で、彼としては右傾化していると言われている安倍総理の姿勢や、対立している日韓関係改善のために老婆心ながらと出かけたんだろうけど、逆にこんな風に自分の政策を批判されてしまい踏んだり蹴ったりでしょうね。中国関係もそうだけど、特に面子とか自分の立場中心の韓国に対しては、もう裏ルートでの交渉だけにして、表に見えるところでは「何もしない」のが一番良いと思う。産業的にしても、日本の素材や技術が無ければ輸出立国として成長できない事は事実だし、観光にしても韓国から日本へのインバウンドの方が日本からのアウトバウンドよりも多いわけですし。

で、さらにテレビを見ていた母親が「なんであんな所にのこのこ出かけていくんだろうね」と言うので、つい「細川みたく、暇をしているとこれ幸いと担ぎ出す輩が居るんだよ」というと、「本当、馬鹿だよねぇ」と。まぁ、このあたりが日本人としての本音だろうね。

ところで、村山氏は韓国慰安婦問題に熱心なわけですが、ここで産経の阿比留氏が書いているように、じゃぁ日本の同様の人に対しての謝罪なり賠償なりはどうなのというのが、昔からの個人的疑問。村山さん、帰国したら国会の前で土下座でもして日本人慰安婦経験者に謝ってくれるのだろうか。自分は前後生まれだけれど、物心ついた頃には、親戚にも戦争体験者が沢山いて(うちの両親も浜松大空襲の体験者だし)、いろいろな話を聞いてきたわけで、全部が全部正しいとは言わないけれど、非常に混乱していた時期であるし、今とは考え方も社会の仕組みも異なっていた時代。その当時問題なかったことでも、今では大問題になることもあるけれど、その是非や正否を考えるのであれば、当時の状況で考えないと正しい歴史認識とは言えませんよね。

そう言う意味で、このキヤノングローバル戦略研究所の宮家氏の話は凄く納得できる説明。先日の「東海」呼称の話だって、今は「日本海」はけしからんと言っているけれど、今後は「日本という名前が昔の植民地時代を思い出せるから変更すべきだ」と言ってくる気がする。そんなに日本のことを毛嫌いしながら、日本の占領下の建物を今でも使用し、日本伝来の言葉も結局使っていて、それを認めるのが嫌だから何でもかんでも「韓国発祥」というすり替えをして自らを納得させていく精神構造っていうのも、歴史的に中国や周辺諸国の脅威をなんとか凌いで生き延びるための「戦略」だったのかもしれませんね。だから、今だけ見て慰安婦問題に謝罪しても、彼らの中では100年1000年の単位での記憶を元に反対しているので、噛み合わないわけです。そこに気がついて理解して対応しないと、どんなに日本から誠意を込めたとしても、彼らは「馬鹿にされた」と思うだけでしょうね。

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