2014年2月14日

正しい日本語

「永遠のゼロ」などの作者で、NHKの経営委員である百田尚樹氏が、先の都知事選中の応援演説で「(一部候補は)人間のくずみたいなもの」と発言したことの騒動。まぁ、立場以前に応援演説という場所を考えたら、決して品の良い言葉遣いとは言えませんよね。日本語にはもっとオプラーとに包んだ「泡沫候補」という、これまで何度も使われてきて、メディアでも問題視されていない便利な言葉が有るんですから、作家としてもそういう「適切な言葉」を使わなきゃ(笑)。

まぁ、真面目な話、一般個人が宴席で酔っ払って発言するのと、それなりに有名人で有り、NHK経営委員という準公的な立場でも有る人間が、さらに都知事選という場面で使う言葉では無いですよね、「くず」っていうのは。色々なテレビ版具に出演している百田氏を見ていると、どちらかというと瞬間湯沸かし器系の、ちょっと何かあると一気に燃え上がる性格の人かなと感じるので、そう言う人がなんでNHK経営委員なんていう立場に任命されているのかよく分からないのですが。

いずれにしても、文章でご飯を食べる作家さんなら、やっぱり言葉の勝負で負けちゃいけませんよね。内容の正誤に関わらず、声の大きい方が勝ちでも困るけれど、内容が正しいのに言い方で負けてしまうのも困ります。あれ、これってどこかとどこかの国の関係にも似ているな(をぃ)。

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