2014年1月19日

宅配の未来

今週の「ガイアの夜明け」は、宅配関連ビジネスの話題でした。前半は高級料理店・レストランのお弁当を宅配するサービス「ごちクル」の話。後半は任意の時間帯にビール1本からでも宅配してくれる「カクヤス」の話。後者のカクヤスの場合は、自社の配送サービスを利用していますが、前者のごちクルは宅配部分は自社で保有しているわけでは無くて、地域毎に業者を管理して配置しているみたい。今では、全国47都道府県にサービス拡充しているようなのですが、見ていて一寸思ったのは、これをコンビニとか大手のスーパーとかやり出したらどうなるんだろうかと言うこと。もっと規模の小さな「地域宅配サービス」みたいな事を、私の知り合いが昔やっていた事がありますが、規模が大きくなればなるほど物流部分が鍵になるわけで、それもメインの地方から地方だけでは無く、末端の物流(配達)も充実していないと困るわけで、そうなると既にそう言う物流システムを構築済みの大手にメリットがありそうな。

オンタイム、任意の希望する時刻に配送されるのが理想ではあるけれど、いつも決まった時刻に配達が期待できるのでも良いと思うんですよね。例えば、自分の所には午前の10:00と夕方16:00に来る、と分かっていれば、それに合わせて発注する事もそれほど苦にはならない。そう言う、日常的な配達スケジュールを例えば会員と契約して、そのルートに注文品を流して効率よく配送業務を実現するというのがあっても良いんじゃ無いかと。もっと配達頻度が増やせれば、それはそれで便利ですよね。10:00、13:00、16:00、19:00と三時間おきに配達者が巡回するとか。言ってみたら回転寿司ならぬ、回転宅配みたいな。ここに、行政サービスなら金融・保険のサービスやらまとめる。今後高齢者社会が来ることは明らかなので、需要は増えることはあっても減ることは無いと思うんだけど。個人的には興味深い内容の番組でした。

興味深いという意味では、番組の中でお弁当開発をするシーン。一番の「牛ほほ肉の煮込み」の見栄えが悪くて、その改良版として黒い印象のほほ肉に真っ白なクリームをかけるシーンがあったんですが、あれはハッとするほど衝撃的なシーンでした。見た目は勿論、食欲もわくし、たった小さな入れ物に入った白いクリーム(ミルク)をかけるだけで、あれだけ印象が変わるのか、ちょっと忘れていた事を思い出さされた気がします。ああいう発想をする、アイデアを出すことが出来る能力なり経験なり知識って重要だなと改めて考えさせられました。あの衝撃が一番の収穫だったりしますね、今回の番組では。

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