2013年11月28日

とり違え

少し前に福山雅治主演の映画「そして父になる」という映画がありましたが、これは子供の取り違えを親の視線から描いた物語。しかし現実のこの事件は、当事者である子供の視線から事実が分かったような経緯。年齢的には自分の世代よりも少し前の世代で、生まれた時期は戦後の混乱からやっと落ち着いた頃でしょうか。自分が子供の頃には、実は似たような事、産院での新生児の取り違え事件って何度かニュースになった記憶があるんですよね。ただ、今回の様に60年も過ぎてからと言う話は聞いた記憶がありません。

多分、母親は直感的に分かるんじゃ無いかな。でも、病院という雰囲気の中で、中々そう言うことを言えるのでは無いかもしれないけれど。病院としても、積極的には言えないだろうし。さらに今回の場合は、それぞれの家庭で経済状況も大きく違うみたいで、その後の人生の進み方が違うのもドラマ以上にドラマティックですよねぇ。

自分が子供の頃、何か悪戯とかすると「お前は橋の下から拾ってきたから、また戻すぞ」と脅されて叱られたもんですが、なんかそんな昔の事を思い出してしまいました。今回の事件は、テレビのインタビューを観ると、取り違えられて苦労された男性の方が、予想以上に明るく前向きに答えられていたのが救いでしょうかねぇ。知らなければ知らないで、このままどちらの家族もそれなりに幸せに過ごせたのかもしれないけれど、時間が戻るわけでは無いのでこれからのことを考えてどなたも幸せな人生を過ごして欲しいなと思います。

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