2012年9月25日

クリスタルメモリー

日立製作所と京都大学工学部が共同で開発した、石英ガラスにデジタルデータを記録・再生する新技術。レーザーで石英ガラス内部に多層記憶層を形成し、それを工学デバイスで読み出すというもの。数億年の記録保存が可能ということで、長期間のアーカイブ記録には便利そう。ただし、記憶密度がCDより少し多い40MB byte/inchというのは物足りない気も。よくスタートレックなんかのSFもので、メモリー素子として透明なプラスチックみたいなものが使われるけれど、まさにその「素子の素」になるかもしれない技術。いずれにしても、更なる記憶密度の積み増しと、後は書き込み・読み出しがどの程度素早く出来るのかかな。今のHDD並の高速書き込み・読み出しが出来れば嬉しいけれど。現在の長期保存用メディアとしてはテープドライブが今でも一般的だけど、その置き換え技術になるのか、ちょっと期待したいですね。

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