2012年8月31日

シンプルさと洗練さ

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、今回はSkyDrive(や、その他アプリ)の完成度について。私も、テキストファイル派でして、兎に角メモ的にどんどん入れていく感じ。使うエディターなんかは、WinodwsのNotepadですし(笑)。理由かは簡便でシンプルだから。あと、昔使っていたエディターが今もう無くなっていて、それなら必ず使えるOS内蔵のものでいいやということも。山田氏との違いは、私はファイル名の最後に必ず作成日時を入れていること。これ、編集していくと、どんどん場所の位置が変わるけれど、日時が入っていればいつ頃の物かも分かるし。本当はファイル名の先頭に日時が入っているのがソートの時に便利かもしれないけれど、それだとファイル名で内容を判断するときに後の部分が表示から隠れてしまったりして分かりづらいと言う事もあるし。まぁ、ファイル管理の方法は人それぞれあるとして、やっぱりテキストファイルは「潰しが効く」のが最大のメリット。Wordに流し込むにしても、HTMLに加工するにしても、横でテキストエディターを開いて置いて、カット&ペーストで切り貼りしていくだけでいいわけですから。

この辺りの感覚は、DOS時代からPCを使っている人には特に強いのでは無いでしょう。DOSの頃なんかは、ラインエディターでファイル編集とかしていたし、表示させるだけならエディターを開かずにTYPEコマンドとMOREコマンドを組み合わせて一ページずつ表示させたりしていたし。便利なツールはその後色々登場してきているけれど、やっぱり一番苦労して身につけた頃のクセが未だに抜けないということなのか(笑)。

ただ、そうやって身につけたクセですが、シンプルであるが故に今でも身体に染みこんでいるわけだし、潰しも聞くわけですし。例えばWordで文書作成するにしても、よく最初からヘッダーの設定とか段組の設定に凝っていて、なかなか肝心の文書作成が始まらない人が居るけれど、まずはその内容中身でしょう。必要なテキストを先ず入力して、その後で内容に応じて全体の構成を考えればいいわけだし。最初から洗練されたものを作る天才もいるんだろうけど、普通は何度もやり直してブラッシュアップするものですからね。まずはシンプルな情報を沢山入れて、それをフィルタリングする、変換する、さらに追加すると言う作業の後必要なアウトプットが得られるもの。そう言う意味で、シンプルさは洗練さに繋がると思っています。

筆者と違ってSkyDriveのアプリは使った事は無いけれど、iOS系のアプリ(自分はiPod touch)が最初からiOS前提に割り切って作られているのは、ある意味シンプルで良い印象を受けます。それでも、Facebookのアプリのように、「これ、本当に使っているの?」と感じる物もあるけれど。自分達がアプリを作っていたような頃は、そのアプリの作者がそのアプリの一番のユーザーでもあって、だからユーザーがBugレポートする時にはすでにFixがあったり、またこだわりのI/Fみたいな部分でそのアプリの好き嫌いが分かれたりしたんですが、でも作り込みはかなりされていました。でも、今のアプリって、筆者が言うように制作者は単に「アプリ」を作るだけで、本当に自分が欲しくて作った、便利だから公開したというような感じは薄くなってきていますよね。いろいろ事情はあると思うけれど、もっとシンプルな物から入ってみたらどうだろうか。SkyDriveなかも、変に同期機能とか何かスケジュール機能にこだわるよりは、まずは必要なファイルがどこにあるのか一目で分かるような表示機能を作り込むとか。便利な物、興味を引かれる物って、複雑に見えても実は単純だったりシンプルな機能の集約だったりするものですしね。

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