AppleとSamsungの特許闘争で、「Samsungの商品はAppleほど格好良くない」と英高等法院が判断して、Appleの訴えを退けたという記事。Samsungは「投射の知的財産が認められた」と言っているらしいけれど、「劣っている」とも認定された訳なので、どうなんだろうか。「劣化コピー以下」とも言われているわけですよね(笑)。
例えば、中国の遊園地でどこかにキャラクターに似た着ぐるみが営業していたりすることがありますが、あれにしても「格好悪く作れ」ば、ミッキーとかミニーとかプーさんにみたいな色形していても「ディズニーほど格好良くない」と判断されることは... 無いだろうな。結局は、一つのキャラクターだと、元のキャラクターを容易に類推出来れば、それは「違法コピー」と言うことになるんじゃ無いかな。それに対して、このタブレットについては全体のデザインだから、それこそクリック操作からアイコンのデザインや配置等も同じだったら、システム・フローをコピーした事になりそうだけど。
ただ、正直なところ、スマホにしてもタブレットにしても、iPhoneやiPadを連想しないものって、無いですよね。最近でこそ、メニュー形式のI/Fとか、あるいはWindows8がリリースされればMetroなんていう新しいI/Fも登場するわけですが、やっぱりiPhone/iPadのI/Fはすでに業界標準と言っても良いくらいの存在。だから、それらに似せたメタファーを使うことで、暗黙のうちにそれなりのユーザビリティも得られるし、それはイコール満足度向上にもなります。そう言う意味では、「そこそこ真似た」Samsungは、多少プライドは傷ついたかもしれないけれど、製品販売も継続出来るわけだし、本当に目出度し目出度しなのかもしれませんね。
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