2012年6月2日

超高解像度の世界

シャープが発表したIGZO-TFT。13インチで4Kという解像度は、500ppi以上ですか。ちょっと凄まじい感じ。新iPadのRetina Displayの倍以上の表示密度ですからね。13インチ程度のサイズで高解像度にしても、結局フォントは大きくしないと読めないじゃ無いかとも言われるけれど、それは必要な時に拡大すればいいだけど、例えばマルチタスクで複数のウィンドーを開いておいて、その中で必要な物を拡大しながら使うことが可能になるから、使い勝手はかなり向上しそう。しかも、解像度が高いから、ウィンドーサイズが小さくても、見やすくなるだろうし。

LCDに関しては、韓国メーカーに後塵を拝するようになってしまった日本のメーカーですけど、こうやって自分達の土俵で次の勝負が出来るチャンスを作る事で、また何年後かには日本メーカー活躍の時代が来るでしょうね。勿論、さらにその先には、今度は中国メーカーが日本や韓国を凌駕するようになるかもしれないけれど、それが経済活動・企業活動。マグロやサメと同じで、常に動いていないと死んでしまいますから。

次は、こういう高精細な小型のパネルを縦横何枚も並べて、一つの大きな画面にする技術が登場しないだろうか。一番外側の額縁部分を極限まで薄くしないといけないけれど、0にする必要は無く、数mm程度まで薄く出来れば、大画面化したときにも目立たないだろうし。あと、形状の自由度ですよね。小さなパネルを組み合わせて、四角だけじゃ無くて、階段状のデザインとか、タイル張りの壁を作る感じで、いろいろなデザインが出来そう。全部を一つの表示装置にしても良いし、部分部分で表示内容を変えてもいいし。「テレビ」の競争で日本メーカーがトップになることはもう無いだろうけれど、「表示装置」では、人間に目があり「見る」という行為が無くならない限り、まだまだ需要はありますからね。

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