2012年5月6日

ジャカルタ

今朝のCX系「新報道2001」は、いつものスタジオ討論録形式では無く、G.W.だからでしょうか取材VTRで構成された特番でした。内容は、経済成長著しい東南アジアの一角、インドネシアのジャカルタを中心にした、日本企業の活躍をなぞり、日本経済再生の糸口を見つけるものでした。内容的に特に目新しいものでは無かったけれど、ライバル特に韓国企業の影響力の大きい東南アジアで、数少ない日本企業が善戦している地域なんですね。だからJTK48なんていうのも登場するんだろうなぁ。

韓国製品は、昔と違って製品品質も上がってきているけれど、まずは価格の安さ。そして、デザインを中心として機能も含めたローカライズを重視していることが成功の鍵だと私は思います。特に、日本企業はどうしても「リッチな複合機能」に走りがちだけど、韓国製品は「割り切ったシンプルさ」みたいな感じで作り込んでくるのが、低価格化にも結びついて人気が出ている理由だと思う。そう言う点が、C/Pの高さを感じさせるんでしょうね。

番組の中で、日本は単体製品の進出を狙うんじゃ無く、パッケージとして進出して、そうすることでパッケージを構成する個々の製品も販路が広がるみたいな話をしていましたが、まさにその通り。パッケージといっても、システムということもあるだろうし、それよりも日本的なライフスタイルみたいなものまで範囲は広がると思うんですよね。狭い国土ではあるけれど、安全に高速に自由に移動出来るシステム、美味しいものが手軽に安価で食べることが出来る日々の生活、最先端の技術と何百年も続く伝統技術が共存し融合する文化。そう言うものをいろいろな形で具象化していけば、新しい日本の基幹産業が幾つも生まれそう。

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