GW序盤、新しい書棚が欲しいと母親が言い出し、自宅近くのSCに入っている某大手のホームセンターに朝から出かけていきました。暫くして戻ってきたら「重くて(自分の)車に入らなかったから、代わりに取りに行ってきて」orz GWで混雑も通常の週末の比ではないので、本格化する前に取りに行かなきゃと慌てて自分の車を出して取ってきました。取りに行って驚いたのが、結構重くて大きな箱と小さな包みが幾つか。自宅に持ち帰って中身を確認したら、190cm位の大きな棚と、それに釣り付けるオプションの引き出しと観音開きの扉を購入したようです。で、当然自分では組み立てられないので、組み立ても私の仕事に。
で、久しぶりにこの手の家具の組み立てをしたんですが、どうも微妙な感じ。素材は、木材チップを圧縮して作った圧縮合板の外側に化粧用のシートを貼ったもので、予め組み立てようの穴が幾つか開けられていて、そこに縦板・横板を組み合わせてネジ止めしていく方法。個々で問題点が二つ。一つは、この圧縮合板なんですが、結構ムラがあって、ネジ止めしている場所によって最後にしっかりネジ山が噛み合ってしっかり泊まる場所とそれがなくていつまでもクルクル回っている場所があること。結構長いネジを使って止めているので、途中部分ではしっかり木材とネジ山が噛み合っているのか、抜けてくることはないけれど心許ない印象も。
二つ目は、組み合わせる縦板・横板の位置決めが目分量でやるしかないので、水平・垂直を出すのが難しいこと。組み合わせる板同士にホゾとか掘ってあればかっちり一が決まるんですが、板を手で押さえつつ、木ねじで止めていかないといけないので、これが大変。しかも、歪んだからと言ってネジを外してやり直そうにも、板がスカスカの合板なので、ネジが効かなくなってしまいそう。とりあえず棚の部分はと引き出しの部分は何とか見た目も合格点のレベルで組み上がりましたが、最後に棚の下部分に観音開きの扉を付けたところ、どうも左右の扉がびったりあいません。何度かやり直して分かったんですが、扉に取り付けるスライド丁番が安いものなのか、加工精度も低くしかも少し歪んでいるので、それで扉を水平につけたつもりでも稼働するときに斜めになるみたい。叩いたりして少し直したんですが、ちょっとどうしようも無い状態で、とりあえず扉が左右で高さが連れ手いるけれど、何とか閉じるようにして作業終了。後で、スライド丁番だけ別のものを買ってきて取り替えよう。
買ってきた母親は、組み上がった棚の見た目だけ見て「これで6,000円くらいだからとってもお買い得ね」なんて自画自賛していますが、組み立てた側から見ると、コストダウンの後が随所に見られる今時の製品。自分も物作りに関わっているから、販売側の状況は分かるし理解出来るけれど、そのしわ寄せも目につく製品でした。「安かろう、悪かろう」という製品ではなかったけれど、「安かろう、それなり」というレベルでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿