2012年3月25日

SONYのネットBRAVIA

厳しい家電業界のビジネスの中、SONYが発表した「ネットワークBRAVIA」。表示装置だけに、「高画質」は必須だしそれを謳い文句にするのは良いけれど、「インパルスモード」って何だよ。堤下か? (マテ)。板倉か?(をぃ)。

まぁ、いろいろと高画質技術が説明されているんですが、「美肌コントロール」機能ってどうだろう。デジカメにそういう機能があるのはまだ分かるけれど、公共に放送されている放送プログラムの登場人物の美肌を変えても、それって意味があるんだろうか。そう言えば、最近のカメラでも撮影した被写体を自動的に修正したりする物があるけれど、アレって良いんだろうか。いゃ、RAW現像出来る範囲の修正を自動的に適用するのは良いんだろうけど、レタッチレベルの作業まで撮影時に自動的に適用して、「好ましいと思われる写真」にするというのは、何か変な気がします。クロマキーで背景合成しているのと同じような感じ。

で、ネットワーク機能も強調しているんだけど、これまでの延長という感じは否めないですよね。例えば、テレビにLTEを組み込んで、「放送受信感覚で、YouTubeやその他個人の動画・作品も視聴出来る」ようになったらちょっと面白いかも。今のテレビは「(受信電波を届ける)同軸ケーブル」と「電源ケーブル」という二つの尻尾が絶対必要ですけど、そのうちの一つの尻尾が無くなるだけでもインパクト大きいと思うけれどなぁ。勿論、今でもWiDiでチューナーやHDDレコーダーを分離したモデルはあるけれど、その本体部分はこれまで同様ケーブル接続されているわけで、それはちょっと違う気がします。PCの世界で言えば、Thin-Clientみたいな感じですよね。それよりも、iPadのように独立してネット接続もスタンドアローン環境でも使えるもののほうが良いだろうし。勿論、その先にiCloudのような、TVCloudみたいな環境があって、そこから別のテレビとリンクするのもいいなぁ。それだと、今のTabletとこのテレビの違いは画質と画面サイズだけになってしまうか。結局テレビの存在価値というのは、それなのかな、いまでは。

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