2012年1月21日

脳回路の配線

脳の神経回路が実際にどのように作られるのか、その一端を解明した論文。勿論100%内容を理解する事は出来ないけれど、この原理をプログラム上で実現したら、自分で学習するコンピューターを作ることが出来るんだろうか。

ただ、人間の脳に近い処理系は出来るんだろうけど、その結果が「正義」になるとは限らないしなぁ。人間でも、環境が良くても駄目な場合もあるし、悪い環境でも立派な人格が形成されることもあるし。

今回の研究で、これまで「クラスター入力モデル」と「分散入力モデル」の2つの情報伝達モデルの仮説があるうち、前者の「クラスター入力モデル」が正しいという事が証明された(?)と言う説明。説明を読んでいても難しい単語ばかりでよく分からないけれど、でも何となく理解できるのは、最初の結合はランダムに一斉に出来るけれど、その中で強いところが残って回路を形成していくと言うこと。その強弱が一人一人の「個性」形成になるんでしょうね。となると、特定な刺激を子供の頃に与えると、ある程度回路構成のデザインが出来るのかも。何となく納得できる気がします。でも、その刺激が強すぎると、その回路が変に結合・硬直化してしまい、逆にその刺激を嫌う・無反応になると言うことも考えられますね。何事もほどほどと言うことなんだろうなぁ。

AIBOに、この研究成果を利用したコンピュータを内蔵したら、本物の犬に近い動作をするようになったりして。

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