2011年12月12日

無人運転トラクター

湯地曜日の夕方、時々見ているTBS系列の情報番組「夢の扉+」。昨日の放送では、北海道の農場で実証実験をしている無人トラクターの話。GPSを利用してトラクターの無人運転を実現しようとするのですが、建物などの影に入るとGPSの電波が受信出来ないので、日本の準天頂衛星「みちびき」を利用して実用化にさらに近づくという内容でした。考えてみると、トラクター本体の農業機械は日本にも大手メーカーがあるし、GPS関連のカーナビ技術だってお手の物。安全運転のために、障害物認識をしたり回避するような技術でも、日本の自動車メーカーはすでに実用化しているし、要素技術は揃っているわけですよね。後数年で実用化と言う話を番組無いではしていたけれど、もっと早く実現するんじゃないでしょうか。

 農業というと、最近でも3Kの代表みたいな仕事に言われているけれど、人間食べなきゃ生きていけないわけで、そういう意味では国の基幹産業といってもいいものだと思うんですよね。狭い国土の日本と言えども、農地として使える場所は結構あるわけで、問題なのはこれまでは人手に頼っていて大規模化集中化出来ずに効率が悪かったこと。米・野菜等の基本的な食料は集積化してコストダウンと品質向上をして生産量を上げなきゃ行けないし、狭い農地などでは付加価値の高い野菜・果物を生産して国内はもとより海外にも出られるようにする、というのが農業再生の基本的な考え方だと思いますが、その中でも大規模農業でのコストダウンとしてこの手の機械化は避けて通れないですからね。

もう一つ、無人で動くトラクターを見ていて感じたのが、今後高齢化が進み今のように気軽に車を出して買い物とか出られなくなったときに、こういう無人巡回トラックが町内を定期的に回遊して、オンラインで注文した食料とか水とか衣類とか、そういうものを配達してくれるサービスに繋がらないだろうかと言うこと。無人化することで、例えば深夜の内に配達してしまえるとか、あるいは自分の好きな時間帯に配達以来出来ることで、満足率アップになったりとか。「無人トラクター」をさらに発展させて、「無人宅配バン」「無人御用聞き」なんていうサービスが誕生するんじゃないだろうか。何気なく見始めた今回の番組でしたけれど、何かアイデアがいろいろと沸いてくる内容でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿