「金曜日の新幹線」番外編「火曜日の新幹線(の、帰り)」。昨日は午前中にお客様訪問有り、午後は会社で色々用事があり、いつもの金曜日のように朝から都内に出社。お客様訪問もありますから、久しぶりにネクタイに革靴という窮屈なスタイルで一日過ごすものだから、夕方帰宅する頃には身も心もクタクタ状態。いつものように新横浜駅に到着し、下りのホームで夕食代わりのお弁当をぶら下げて自分の乗車する新幹線を待っているときに気になる光景が。
目の前を、家族連れが通ります。多分幼稚園くらいの男の子一人、そのお母さんらしき20代と思われる女性一人、さらにそのお母さんのお母さん(子供から見たらお祖母ちゃん)あるいは親戚のおばさんと思われる50~60代と思われる女性二人が歩いてきます。丁度博多行きののぞみ号が発車するところで、この男の子は新幹線に嬉しそうに手を振り、さらに列車が動き出すと、列車の方に小走りに近づきながら「さようなら、さようなら」と子供らしく激しく手を振り続けます。この光景を見ていて「危ないなぁ」と思ったのが、動き出して加速を始めたのぞみ号と子供の間に、親御さんの誰も入ろうとせず「危ないわよ」と子供に言うだけだから。興奮している子供にそんなことを言ったって聞くわけ無いじゃんと思うんだけど... で、さらに驚いたのは、次に聞こえてきたお祖母ちゃん達の会話。
新横浜駅は、上り用ホーム・下り用ホーム別々にあり、それぞれのホームの内側には電動式の防護策が接地されていますが、外側には固定式の防護壁が接地されています。電動式は列車の停車時は搭乗口付近が自動的に開閉しますが、固定式はその搭乗口部分に柵がないだけのもの。昔は、熱海以外はこんな感じだったんですよね。で、その固定式の防護策を見ながらお祖母ちゃん達は「なんでこっちにはドアがないんだろう、危ないわよね」と「危ないわよね」を何度も繰り返しながら歩いて行きます。その間にも、ますます加速度を上げるのぞみ号と子供の間に、この大人達が入るわけでもなく、子供の手を引いて連れ戻すでもなく、「何ででしょう」などと言いながら改札口に繋がる階段に向かって歩いて行くだけ。いゃ、危ないと思うなら、先ず子供の手を引くなり、列車との間に自分の身体を入れて間違って子供が接触して怪我をしないように守るなり、それなりの対応をしなさいよと思うんだけど。
新横浜駅は、昔のような通過電車はなくなり、全ての新幹線が停車するようになりましたから、そういう意味では防護策は必要ない気もしますが、山手線でも設置される時代ですからまぁあることに不思議はありません。ただ、自分もちょっと不思議だと思っていたのは、この新横浜駅のようにホームの左右で開閉ドアが有る・無いと異なる仕様の柵が設置されていること。最初は、一度に両方は変更出来ないから順番に交換するのかなと思ったんですが、そういう雰囲気も今のところ感じられません。まぁ、より安全を確保するには固定式の防護策のほうも電動式にするのは良いと思うけれど、でもそれ以上にまずはちゃんと親が子供の面倒をみるのが先だろうと、珍しくちょっと憤りを感じる光景でした。
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