2011年10月13日

初号機の名付け親

ANA系LCCのPeach Aviationが、初号機の名付け親を募集するという記事。「飛行機の名前」というと、どうしても自分くらいの世代だと、日本で初めてのハイジャック事件の起こった日本航空の「よど号」を思い出してしまうんだけど、その時初めて飛行機に「名前」があるんだと驚いた記憶があります。飛行機の名前ではないけれど、「便名」ってついているじゃないですか。例えばJALなら「xxxx発xxxx行きJL123便」とか。この「JLxxx便」が何となく飛行機の名前のように印象を受けてしまうんですよね。勿論、同じ機体でも行き先で便名が変わるわけで、本来の意味での「名前」ではないけれど。で、暫くして、実は機体番号と言うものがあると言うことを知り、それが飛行機の名前代わり何だろうな、なんて漠然度理解していました。そんなところに「よど号」という名前を聞いたので、へぇーと妙に感心してしまった次第。

船の場合には、「クイーンエリザベス2世号」とか、あるいは「第二豊漁丸」みたいな名前を普通に感じるけれど、飛行機の場合は例えばUSの大統領専用機"Air Force One"位ですよね。あれだって、飛行機の名前じゃなくて、Call Signですからね。大統領が搭乗した機体が"Air Force One"に、その都度変わるわけだから。

一日のうちでも、フライトするスケジュールがいろいろ設定されるから、妙に名前だけ有名になってしまうと、実は札幌行きなんだけど、それまで「xxx号」は沖縄によく飛んでいたからそっちと間違えた、なんて。まぁ、飛行機の場合は乗り合いバスや電車と違って、搭乗口でボーディングパスとか必ず確認するから、大丈夫だろうけど。基本的に、一つの航空会社が使用する機体は同じデザインで統一されるわけですが、FDAのように機体毎にカラーリングを変更している場合は、それこそその色に合わせた名称を付けるのも良いかもしれませんね。初号機の赤色には「朝焼け号」とか、グリーンの機体には「牧ノ原号」とか。でも、静岡由来の名称にしてしまうと、例えば福岡ベースとか名古屋ベースのフライトには使いづらいか。

ネーミングライツじゃないけれど、企業広告も兼ねて命名権を販売するなんていうのは、LCCとしても貴重な収入源になるかもしれないけれど、ライバルメーカーの社員は乗りにくいだろうなぁ(笑)。

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