2011年2月10日

CMの役割

CMカット機能付きレコーダー/テレビの販売が無くなるという記事。東芝と三菱はまだ入れてたんだ。これも、考えてみるとちょっと変な話で、TV-CMを提供しているメーカーが、そのCM露出の機会を少なくする機能を入れているという、ある意味矛盾した関係なんですよね。もっとも、音楽産業が発売している、CDとかビデオなんかをダビングできる機器を製造しているのも、それら音楽産業の親会社だったり関連会社だったりするわけで、ある意味持ちつ持たれつの関係なんですけど。

一昔前だとねTV-CMって、ほぼ確実に15分に1回1分位の割合で挿入されていて、結構途中の予定を立てやすい(15分になったらトイレに行こう、飲み物をとってこよう、とか)番組構成だったけれど、いつの間にかそういうテンプレートが崩れてしまい、変則的にCMが入るようになりましたよね。また、番組構成自体も、以前なら00分とか30分とか、丁度の時刻スタートというのが常識だったけれど、今では57分スタートとか28分スタートとか、ちょっと変則的な構成も不思議では無くなってきています。CMだって、30分番組でも何度も挿入されていたりするけれど、その為かCM前に盛り上げておいて、CM開けにその少し前の映像から再び始めるという構成が増え始めて、あれって尺の水増しもあるんだろうけどちょっとうざったいですよね。

私の持っているHDDレコーダーには、CMカット機能は無いけれど再生時にボタンを押すと30秒スキップする機能があって、これでいつもCMはスキップして再生しています。で、CMがほぼ挿入されていない状態で、このCM開けの繰り返し部分を見ていると非常に冗長と言うか、イライラする(by いとうあさこ)。CMがあってもそういう感じがあるのに、バッファーであるCMが無くなると、もっとイライラする(笑)。実は今回のCMカット機能を無くすのは、放送局側からの強い要望(泣き?)があったかも(ないない)。

例えばネットの広告バナーの場合、ユーザーの嗜好とか傾向を見て、より確実な広告を掲載するような仕組みになっていますが、地デジ化されるんなら、TVもそういう仕組みにしてくれないだろうか。B-CASなんて入れるんだし(をぃ)。全部とは言わないけれど、半分くらいは自分の興味のある広告を流して欲しいなぁと思いますね。で、なんなら一定時間の広告視聴を義務づけて、それを達成するとこれまでのように無料でテレビ放送を視聴出来るとか。NHKなんかも参加して、一定割合以上のCM視聴記録のない契約者からは、その差額を徴収するとか。別にNHKがCMを流すわけではないから、「皆様の公共放送」に違いはないだろうし(笑)。それに、放送の中にCMを埋め込むんじゃなくて、放送の中に「CM枠のみ埋め込み、再生時にその枠にCMをダイナミックに挿入する」ことで、より効率的なCM販売が出来ると思うんだけど。

いゃ、技術的な大変さは分かるけれど、例えば納豆嫌いな自分に何度納豆のCMを見せられても絶対買うこともないし、逆に納豆嫌いが加速するだけだけど、好きなお酒のCMを流してくれたら、購買意欲は格段にアップすると思うんですけどね。

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