PCWatch、「自炊」生活のための詳しいガイド記事。私も昔から本を読むのが好きで、それこそ月に何十冊も本を読んでいたけれど、どんどん溜まっていくのが困りもの。ある程度時代が進んで、PCに書籍データを取り込めるようになりましたが、ASF付きのスキャナーが登場してきたのが「自炊」生活がこれだけ広がる最大の理由だと、この記事なんかを読んでも思いますね。以前、手持ちのフラットタイプのスキャナーでスキャンしたことがあるけれど、10枚20枚程度ならまだしも、何百ページとなるともう拷問ですからね。
ただ、「本」の形で読みやすく印刷されているものを、iPadにしろ何にしろ、平面の画面に表示して読むのは、ちょっとつらいかなと私は思います。たとえば文庫本中で、見開き状態にして右から左に読んでいるとき、左のページを少し持ち上げて広がったVの字みたいな状態にして、そこから次のページに進む訳だけど、あれって文章が途切れることなく次のページに進めるいいアイデアだと思うんですよね。でも、データが同じだけで平面ディスプレーのデバイスではどうしてもページ送りの時に途切れてしまう。何かソフトで、ページを全部連結して横スクロールでどんどん読めるような形式になればもっと便利なんだけどといつも思うんですが。
書店とか出版社も、この「自炊」で大きな影響を受けているようですが、これをマイナスと考えないで、本として読みやいすもの、電子ブックとして読みやすいものを販売するようにするとか、そういうアイデアで新しいビジネスが生まれないだろうか。CDからiPodにリッピングするのはCDをドライブに挿入すればすべてソフトがやってくれるけれど、この「自炊」に関しては書籍の解体作業とか、自動的にスキャンされるとはいえそれなりに手間もかかる。さらにスキャン後の本も残るわけだし。何か、新しいビジネスの種があるような感じがするんだけど...
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