空きの大型連休を、分散化して取得しようという話。個人的には、日本には馴染まないと思うんですよね。理由は、幾つに地域を分割しても、その境界線となる地域で休日の有無が問題にならないほど、過疎化している地域は無いだろうから混乱するだろうということ。同じように、州毎に祝日が異なるUSの場合、州境である程度分断されても、それ程困らない程度に人口の密集度が違いますからね。さらに、時差なんてのもあるから、少なくとも東と西で違うことがあっても、それ程不思議では無いし。
日本の場合、狭い国土と言うこともあるけれど、人口密集地域が北から南にかけて連綿と続いているので、なかなかその途中で帰るというのは難しいと思います。だから、休日分散をするよりも、もっと企業で有給とか会社単位で何か休みを取得しやすい制度を導入した方が良いと思うんだけど。個人商店はどうするんだという話もあるけれど、そういう部分が自由だから「個人商店」だと思うし。まぁ「祝日だから休む」という大義名分が無いと、お店を休めないという事もあるかもしれないけれど、それならそれで「休日奨励日」みたいな日を、月に何回か設定するとか。最も、コンビニにしてもショッピングセンター/モールにしても、今では365日営業していますから、それに対して休むと言うことは結構死活問題のような気がしますね。だから、祝日をずらすんじゃなくて、その前後に休みを取りやすくして自然に分散化しやすいようにした方が、無理もないし結果的に休日期間が長くなるから経済的にもメリットがあるように感じます。
で、記事の中では「中国に配慮して、中国の国慶節である10月1日からの休みを配慮しろ」とか、「韓国の休みに配慮しろ」という話が出ているけれど、それじゃあ誰のための休日分散なんだろう。そういう話が出てくること自体、凄く不思議に感じますね。同じ配慮するなら、もっと別なこと、例えば高速無料化する時期を地域によって変えるとか、そういうことを考えた方が良いんじゃないだろう。例えば、年末年始とかG.W.とか、普通の場合でも渋滞が予想される時期には、無料化ではなく以前のような「1,000円均一」とかにして、代わりに地域によって、その地域のオフシーズンの時に無料化してあげるとか。で、観光地も、それに併せて何かイベントをすることで、オフシーズンをオンシーズンに、そこまで行かなくてもオフシーズンの落ち込みを少しでも補えるような事をやった方が、遙かに意味があると思うんだけど。
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