2010年12月16日

3Dの非日常

今年の映画興行が過去最高という記事。「アバター」等の3D洋画がヒットしてぐっと興行成績を持ち上げたみたいですけど、一方で一般家庭用の3Dテレビがヒットしているという話は聞かない。ソフトの少なさもあると思うけれど、やっぱり3Dメガネを使用して視聴するという「非日常」的操作が、映画では我慢できるけれど普通に家庭でテレビを見るのには耐えられないということなんだろうな。もう一つは、やっぱり音響機能の充実も必要だと思うんですよ。画面は迫力ある3Dなのに、音が普通のステレオではやっぱりインパクト不足。せめて2chでもそれなりのサラウンド効果があるようなモデルにするとか、いゃテレビだけじゃなくてその部屋の音響特性もそれなりに良くないといけないし。

3Dの投影技術はこれからも発達するだろうし、何年か先にはアナログ放送がデジタル放送に取って代わられたように、今の2D放送にかわって普通になるだろうけど、一つ超えなきゃ行けない壁がどうしたら十分な3D効果を専用メガネ等のデバイス無しで得られるかですよね。すでに幾つか技術は登場しているけれど、もっと普及するにはまだまだ性能アップしないと行けないし、2Dで大画面化しているのでそれにあったくらいのサイズも必要だし。それまでは、当分は3Dは映画で、普通の番組は自宅のテレビで2Dでという棲み分けみたいなものが出来るかも。それはそれで、映画に対しての付加価値みたいものになっていいかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿