2010年11月18日

リモートデスクトップ

世の中「クラウド」「クラウド」と話題になっていますが、まだ完全にクラウド環境が整っているわけではない。リッチクライアントであるノートブックPCを持ち歩くことで、作業の多くの部分がモバイル環境でも可能になり、昔よりも大容量高速高機能になってはいるので、それで結構間に合うことも多い。ただ、自宅で使っているデスクトップ機(母艦)にデータや作業を集中している使い方をしていると、どうしてもモバイル環境でちょっと足りない部分が見つかります。一つは、ノートブックPC(ThinkPad X200s)のHDDに入りきらない過去のデータ。時々あるんですよね、2年位前のファイルが見たいとか使いたいとか。大体今X200sのHDDに入れているのは、1年から1年半位までのデータで、500GB HDDの80%位を消費している感じ。もう一つは、外に出ていて実行するには重い処理が必要なとき。例えば大容量のファイルをFTPするとか、バッチで時間の掛かる処理が必要なとき。FTPが可能でも回線が遅い・細い時にはどうしようもない。で、考えたのが、今回母艦もモバイルもWindows7に更新しましたから、それならリモートデスクトップで母艦とモバイルを繋いでみようと言うこと。

リモートデスクトップにしても、同様の機能提供をするソフト例えばVNC等も以前から仕事で使っているので、使い方に関しては問題無いのですが、問題なのは接続先(サーバー側)が自宅のPCになるということ。当然、固定IPなんて取れない(取らない)から何とかしないといけませんが、利用しているISPがDDNSサービスを提供しているので、これでIPアドレスの問題は解決。

まずは母艦側の設定変更から。リモートデスクトップのデフォルトのポート番号をレジストリーを変更して任意の番号に変え、それに併せてWindows Firewallのルールも変更。使っているネットワークがNTT西日本のフレッツ光なので、CTUの設定も変更。まずは母艦を固定IPアドレスに変更して、これにポート・アドレス変換の設定を追加し、CTUのFirewallでポート番号を通して一通りの設定完了。ポートスキャンサービスで、外部から目的のURL+Port番号が通ることを確認して取りあえず準備は完了です。

同じ自宅のネットワークに繋がったX200sから母艦にリモート接続出来ることは確認できたものの、さて外部から大丈夫だろうかこのままでは確認できません。以前ならPHSのデータ通信カードがあったのでそれで確認できるけれど、もう解約したし... そこで思いついたのが、マクドナルドのYahooBBサービス。自宅近くのモールにマクドナルドが入っていて、ここでYahooBBのWi-Fiサービスも提供しているので、X200sを片手に出かけました。一応、ただでWi-Fiを使うのは気が引けるので、120円でコーヒーを購入しましたよ(偉い! -笑)。で、YahooBBにアクセスして、リモートデスクトップを起動すると、おぉ、直ぐに接続成功! いゃぁ、ぶっつけ本番でこんなにうまくいった事なんて何年ぶりだろうか(爆)。スピードも結構早いですね。問題なのは、自宅デスクトップはデュアルモニター構成なので、モニターNo2側の画面が表示されないこと。これって何か設定があったかなぁ... でも、パフォーマンスは全く問題なし。来週USに行くけれど、向こうからも使って様子を見てみるつもり。

ただ、そうなると自宅デスクトップ機の環境をもう少しよくしないといけないかも。仕事で一日外に出るときに点けっぱなしにするのは、今でも自宅で使うときは朝から夜まで電源を入れて使っているので問題無いけれど、旅行とかで一週間くらい電源を入れっぱなしにするとどうだろう。今は机の横の床置きだけど、もうちょっと空調の良い場所に置かないと。場合によっては、少し外部から風が入るように補強が必要かな。それなら、専門のサーバーを立てればと言う話になるし。まぁしばらく使って様子を見ることにします。

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