2010年9月6日

Day 13 - 空が狭い街

旅行記の方は、やっとNew Yorkの滞在記が始まったところなんですが、この記事が公開されるころはLAXを出発して、ちょうど酔っ払い始めたところ(をぃ)のはず。世界でも指折りの大都市で、いろいろな意味で活力の溢れる街ですから、これまたいろいろな意味で刺激を受けたんですが、最後にちょっと意外な発見というか、個人的に面白いなと言うことがあったので、その話を。

最終日、買い物も終わり、日も傾いてきた頃のDowntownを歩いていたとき、ふと空を見上げると殆ど見えないんですね、この街は。もちろん、この時歩いていたのが5th Ave.から6th Ave.の間にあるビジネス街みたいな場所だと言うこともあるんですが、道の両側には20F以上の巨大なビルがずっと並んでいて、空が見えるのはごく一部。夕方の5時を少し過ぎた頃だったんですが、やけに暗いなと思っていたら、ずっとビルの陰の中を歩いていたというわけです。

都内でも、例えば新宿とか丸の内とか、高層ビルの建ち並ぶオフィス街は沢山ありますが、こんな風に空が隠れてしまうような場所って、ちょっと記憶にありません。英語で「超高層ビル」の事を"Skyscraper"(空を削るもの)と言いますが、見事に言い得て妙と言える言葉だなと感心してしまいました。そういゃ、"Skyscraper"に付けた日本語訳は「摩天楼」ですからね。ある意味直訳だけど、これも言い得て妙だなと感心することその2。いずれにしても、昔からこういう光景があったと言うことですよね、New Yorkには。

日本のように、地震に対して敏感でないこともあるのかもしれませんが、建設中のビルとか見ていると、結構素人ながら「こんな作りでいいの」と思うような作り方で作っているような気がします。アメリカは、日本よりも土地もあるし安いので、一般的な建物は平屋とか一軒家が多いんですが、流石にNew Yorkのような都会だとそうも言えないのか。いゃ、やはり成功者はより高い場所に上がりたがるという意識が、どんどん自分のオフィスや住居を上へ上へと押し上げて、こんな状態になったのか。日本のような、「南向き信仰」も無いんでしょうね。直前に寄ったChicagoも大都市だけど、そんな雰囲気は感じなかったんですが。もっとも、Chicagoの場合、摩天楼ではなく、市内を走る高架鉄道(Loop)が空をふさいでいるけれど... それは冗談としても、New Yorkって、空が狭くて日陰の多い街だなというのが、今回の旅行での感想になりました。

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