2010年8月5日

Barnes & Noble売却か?

"Barnes & Noble"と言えば、全米最大の書店チェーンで、大体何処の町に行っても、その町の中心にあるMallに行けば、このチェーンの店舗があると言っても良いくらい、有名な書店チェーン。私も、初めてUS出張に行ってこの書店を見たとき、当時まだ日本で大規模書店というと、東京駅八重洲口側の八重洲ブックセンターくらいしかない時代だったので、「(出張先の)こんな田舎に、ブックセンターよりも大きな書店がある」とビックリしたものです。そのBarnes & Nobleが、会社売却も視野に入れた事業戦略見直しをしているというちょっと驚く記事

ここは、店内に椅子やテーブルが置かれていて自由に本を読んだり、コーヒーカウンターがあって、コーヒーやスナックを購入してそこで本を読んだりと、今では日本の大型書店ではお馴染みの光景が、もう20年位前には存在していました。最近では電子ブックのNOOKを提供したりと、いろいろ先進的な試みもしていたんだけど、やっぱり厳しいですよね。もともとアメリカ人ってあまり本を読まない気がするんだけど、そう言う場所で書店というビジネスが続いているのが驚きだったりして。「本好き」と言われる日本人にとっても、最近は書籍離れが言われ、電子書籍ビジネスなんかもいろいろ賑やかになってきているけれど、結局「印刷物」というメディアが時代に追いつけなくなってきているだけど、決して「文字離れ」しているわけではないんですよね。実際、自分も情報を得るために「文字」に接する機会はどんどん増えているわけだし。ただ、書籍に投資する金額は、確かに減っていると思います。理由は、一番コストがかかる技術的情報やレファレンス関係の書籍購入が減ったりか。なぜかというと、書籍の更新がそれに羹する技術革新やソフトのバージョンアップに追いつけないんですよね。結局最新の情報にアクセスしようと思うと、ネット経由で検索して入手した方が早いということもあるし。

書店だけでなく、一時は盛況だったビデオ・DVDレンタル店なんかも最近は厳しいみたいですが、こういった業種が1カ所に集まって、新しいスタイルのコンビニみたいな業態がこれからは必要なんじゃないでしょうかねぇ。

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