2010年7月23日

手を使うこと

@ITの記事から、pixivのサーバーシステムの話。今のように、データセンターというブラックボックスにサーバーが入っていることが当たり前の時代以前、こうやってバラックでサーバーとか作りましたよねぇ。懐かしい(笑)。記事の中では、予算の無さとデータセンターというような既存サービスに馴染みがなかったことが理由と書かれているけれど、こういう「まず自分の手を動かす」と言うことは、なんにしても重要ですよね。例えば、車を運転するのに整備士並みの知識は、あればあった方がよいけれど、殆どの人には不要だけど、でも簡単な技術的な知識や日々の整備作業が出来るくらいの知識と経験は必要ですよね。そういうことが出来るレベルのドライバーと、そんなことは待った知らなくて、単にエンジンを掛けて運転するだけのドライバーとは、やはり「車」に対しての認識や考えも違うだろうし。

まぁ、車のように物理的に色々メンテナンスが必要な者とは違い、PCはある程度家電に近い部分もあるからもっとブラックボックス的に使えなきゃいけないと言うこともあるけれど、一般ユーザーはともかく、開発に関わる人間なら、やっぱりもう少し関わりを持った方が良いと思いますね。例え、アプリケーションしか作らないような場合でも、実際に自分のソフトが走っている物理的なPCを観て触れて知っているのと、そうでないのでは、ちょっと違う気がする。なんていうか、愛着というのか、そういう曖昧模糊としたものだけど、でもそう言う部分があるか無いかで結構アプリの出来も違ってくるように思います。

まぁ、そういうことが出来るくらいの企業規模、ビジネスサイズ位が丁度良いのかも。余りに大きくなりすぎて、どんどん自分の視野の外で物事が動き始めると、少なくとも経営者、マネージメントクラスの人にとっては好ましくないですからね。そういうときには、エンジニア(多分)で良かったと一寸思うけれど(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿