2010年6月28日

ビデオ判定

W杯の決勝トーナメントが始まり、熱戦が繰り広げられている訳ですが、ドイツ-イングランド戦でのイングランド幻のゴールとか、アルゼンチン-メキシコ戦でのアルゼンチン最初のゴールが、オフサイドポジションだったという話とか、これまでになく「疑惑のゴール」や、ゴールにはならないけれど、ハンドじゃないの(これは日本もあったっけ)というシーンもあり、審判には受難が続きます。何かのテレビ解説で、サッカーもプレーのスピードがアップしてきたので、審判もそれに追いつけない・追いつかないといけないと言っていましたが、それも確かにあるでしょうね。後、最近のテレビ中継では、ハイビジョン画像がハイスピードで録画されて直ぐにリプレーされますから、その場で全員が確認できるという事もありますし。

フットボール(アメリカンの方)でも、何度かビデオリプレーを導入して、ここ数年は定着した感がありますが、フットボールでビデオを入れるメリット、親和性の高さは、ダウン制で1プレー毎に判定できるから、導入しやすいと言うことが多いんじゃないでしょうか。サッカーでも、まぁゴール判定位はそこで一度プレーが止まるからビデオリプレーが出来ないわけではないけれど、流れを重視するサッカーやラグビーでは、そこで何分も試合を中断して結果を判断すると言うことは、生理的に受け入れられないんじゃないでしょうか。フットボール(アメリカンの方です-笑)でも、今のような1Q=15分計時ではなく、バスケットボールのように1Q=ぶっ込み30分(ランニングクロック)で4Qするようになると、ビデオリプレーも導入されない(しない? 出来ない?)気がしますし。

実際にフィールドでプレーをしている選手に取ってみれば、その1点、そのプレーが勝敗に影響するならば、なんとしても受け入れがたいかも知れないけれど、でも審判が人間の能力で判断するというある意味「妥協できる曖昧さ」みたいな範囲で試合をすると言うのは、人間がプレーをする以上必要な制限かも。じゃぁフットボール(当然アメリカンの方です)もビデオ判定は止めた方が良いのかというと、やっぱりスポーツの特殊性というか、もともとテレビを意識したルール改正をしてきた歴史もありますしね。先に書いたように、1プレー毎にレビューすることも出来るし、唯一フットボール(しつこいようですがアメリカンの方です)だけはビデオリプレーが歓迎されるスポーツになるかも。

さて、日本初の決勝トーナメント勝利なるか。今回の日本チームは、戦いながら強くなっていく印象があるので、結構行くとこまで行くような気がするんですが...

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