日本の楽天と中国の検索大手百度の合弁会社、中国での「楽天」の名前が「楽酷天」になったという記事。日本語的には余りよい意味とは言えない「酷」と言う文字が間に入っていて、日本語と思うとちょっと変だけど、日本のカタカナのようにその音似合わせて文字(漢字)を当てはめる中国的な発想なら、これでも違和感はないんでしょうね。記事では「酷には英語の"Cool"という意味がある」と書いているけれど、それも"Cool"の当て字(当て漢字?)から来ているだけではないだろうか。
日本の地名や商標名が、同じ漢字圏である中国で登録されて騒ぎになったりしますが、今回の「楽酷天(らくてん)」は名を捨て、実(音)を取ったという意味で一つの解決策かも。もっとも、本当にグローバル化を考えるならば、多少発音やイントネーションは違っても、そのブランドの「言い方」は不変なわけで、そうなると「音」の部分をいかに生かして守るかと言う方が、中国においても結果的に有利になるんじゃないでしょうか。とは言っても、全てが全部そういう戦略をとれるわけではなく、やはり競合する名称は発生するでしょうから、先の先を考えた名称戦略は重要ですね。
そういえば、話題の"iPad"も、すでに中国では商標登録されているそうで、中国での発売はどうなるんだろうか。USでは富士通が持っていましたよね。これは「円満解決」したとのことだけど。まぁ、Apple/富士通なら「大人の契約」が出来そうだけど、Apple/中国となると...
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