2010年6月9日

最少不幸の内閣?

昨日から菅新内閣の発足ニュースでメディアは一杯ですが、今朝見ると早くもきしみというか不整合みたいなものも見られますね。一番大きいのは、あれだけ鳴り物入りで厚生大臣になった長妻氏が、子ども手当26,000円満額支給は無理かもと言い出したこと。いゃ、そんなことはもっと前というか始まる前から言われていたのに、これだけ世間を煽っておいて何を今更というか。まぁ、それが民主党らしいと言うか。さらに、荒井行政刷新相の事務所費問題も狙っていたように出てきたし。

で、「最少不幸社会」という聞き慣れない言葉がどうも耳に残るというか、どう解釈したらいいのかと。以前から言っていた言葉のようですが、正直今回聞くのが初めて。これまでの「最大幸福」という自由拡大の考えから、「最少不幸」という規律厳選みたいな方向に行くんだろうが、最少不幸実現のために最大財源支出にならないか、それが心配。

何れにしても、9月までの3ヶ月の内閣だし、参議院選挙の結果が良くても悪くても、少なくとも内閣改造、悪ければ再び首相が交替することもあるわけだし、取りあえず国家運営のために人を揃えました(多くは再任だけど)という印象ですよね。ただ、菅さんのあのしゃべり方はもう少し何とかならないだろうか。鳩山さんの時には、いつ見ても目が泳いでいて言葉もなんか口から出て直ぐに消えてしまうような空虚な意味不明なものが多かったけれど、菅さんはこうマイクに被さるようなボソボソ言う言い方も何とかして欲しい。

何れにしても、国民にとって最少不幸内閣になって欲しい所です。そういえば、鳩山元首相は、結局辞任会見も何もなく、あの両院議員総会でのよく分からないスピーチを最後にどこかに飛んで行ってしまったようですけど、これも一国の責任者としては無責任な態度ですよね。あれは、確かにテレビ中継は入っていただろうけれど、あくまで民主党議員への話であって、首相として何故辞任するのか何が理由なのか、公で話をせずにそのまま終わるわけですから。まぁ、意地の悪い言い方をすれば、金持ちぼんぼんの気まぐれ・我が儘、みたいな気もする後味の悪い幕切れですよね。

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