2010年6月8日

立つ鳥跡を濁さず

「立つ鳥跡を濁さず」と言うことわざがあるのに、「鳩」山さんは何も言わずに去る様子。もっとも、最後に何か言ったら、また支離滅裂な話になり、結果的に「跡をますます濁して」しまうから何も言わなかったりして(マテ)。新聞・メディアでは、鳩山・小沢の「小鳩退陣」により、全てが解決したようなトーンが目立つけれど、責任を取って辞任したとは言え、それでこれまでの疑惑が許される訳じゃないですしね。毎月1,500万円にも及ぶ「子ども手当」の使途も不明だし、土地転がしの実態だってまだちゃんと説明して納得出来る状態にはなっていないし。

新政権への期待と言うよりも、政府への一番の期待はなんと言っても「景気対策・景気向上」。景気が良くなり、経済が回り出せば、雇用問題にしても、歳入問題になしても、100%ではないけれどかなりいろいろな問題や懸案事項が改善するわけですしね。ただ、そのためには日本だけ景気が良くなっても規模が知れているから、世界の景気が上がるようにしないといけないわけで、そのためにはさらに難しい問題が山積みな訳で、9月までの選挙管理内閣では期待薄なのも確か。

でも、良いですよね。失敗して支持率が下がっても、看板をすげ替えればお客さん(=国民)の支持率が上がるわけですから。実際の仕事では、そんなことは絶対無いですからね。トラブルで責任者が交代したら、逆にそれまで以上に厳しいスケジュールとか条件を突きつけられて、「さあどうする」と迫られるのが常ですし。それを考えると、政治の世界はなんて楽なんだろうとつい思ってしまう。でも、こんどの首相、短気で瞬間湯沸かし器な人だから、ちょっと追求されたら「ばかやろう!」とか言って、そのまま解散しそう。あっ、そのためにも、国会延長はしなかったりして。

今回幹事長が交代して、二人候補を見直すという話があったけれど、地元静岡でも県連推薦の候補者と二人目の候補者が予定されていて、元々は票の分散をいやがって1人に絞りたいと言うことをずっと言っていたから、あの二人目の女性候補はどうするんだろう。会社とかももう退社してるんだろうし、これで当選どころか立候補も取り下げなんて言うことになったら、裁判沙汰になるかも。止めた本人はプレッシャーもなくなり、お金にも困っているわけでもないからさばさばしてるんだろうけど、一連の騒動に巻き込まれた人達に取っては良い迷惑以外何者でもないでしょうね。ジェット機の広報乱気流じゃないけれど、鳩が飛び去った跡の片付けには、色々苦労しそう。

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