2010年6月6日

はやぶさ戻る

「はやぶさ」最後の軌道修正が終わり、地球への帰還が確実になったという記事。「はやぶさ」が克服してきた、これまでの困難・問題・トラブルを乗り越えてきた歴史は、自分のようにSF好き、宇宙好き人間は言うに及ばず、それこそ「全俺が泣いた」状態になりつつあるけれど(大げさか)、こうなったら最後の課題である資料最終カプセルの回収まで何とか成功して欲しいですよね。惜しくも小惑星「イトカワ」のサンプル最終に失敗していたとしても、この7年間に及ぶ宇宙完成技術とか自律航行技術、さらには何重ものトラブルを克服してきた自由度の高い衛星設計技術とか、膨大な情報をすでにもたらしているわけですから、その業績は人間で言ったら国民栄誉賞もの(?)。でも、それだけ苦労して地球に帰還する「はやぶさ」が、最後には大気圏突入で燃え尽きてしまうのは本当に残念。出来るならシャトルを飛ばして、宇宙空間で回収して欲しい位ですが、そこまで微妙な起動操作は今の「はやぶさ」には無理かも知れないし、大体飛ばせるシャトルもないし。せめて、試料回収カプセルの分離だけでも何とか成功して、「はやぶさ」の一部なのだから無事に地球に戻って欲しいですね。

SF好きの視点から言うと、長い距離を旅してきた「はやぶさ」が自分の分身を地球に残すために「卵」を地球に打ち込むような感じなのかも。来週末は、「はやぶさ」関連ニュースに期待ですね。

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